春に釣れる魚おすすめ9選!定番の人気魚種や高級魚を厳選紹介します

春は気候も穏やかな日が多く、気持ちよく海釣りを楽しめる季節です。
寒い冬にじっと耐えて魚たちも活発に行動する時期で、魚が釣れやすい季節でもあり、初心者の人や家族連れでも手軽に楽しむことができます。
ここでは、春に釣れる魚の中からおすすめの定番人気魚種や高級魚を厳選紹介します。
ぜひ、春の海釣りを楽しんで下さい。
春の堤防釣りで釣れる人気ターゲット
春の堤防釣りの人気ターゲットを紹介しましょう。
アジ・サバ・イワシ
おすすめ度:★★★★☆
アジやサバなどの小型の回遊魚は、群れで回収しているので、釣りやすいターゲットです。
釣れる時期:基本的には1年を通して狙うことができますが、春から秋にかけて岸壁近くに回遊してくることが多く、数釣りを楽しむことができます。
釣れる場所:港湾部、漁港などの岸壁や堤防で潮通しの良いところが狙い目です。
釣り方:サビキ釣りやウキ釣り、カゴ釣り、ルアー釣りなどで釣ることができます。
港湾部の岸壁や漁港の堤防と比較的に足場の良いところでも釣れるので、初心者の人や家族連れにおすすめです。
釣れやすいのは、朝マズメや夕マズメの時間帯ですが、魚が回遊しいれば日中でも狙うことができます。
釣り方は、数釣りを楽しむのでしたらサビキ釣り、大物を狙うのならウキ釣りやルアー釣りが良いでしょう。
アジのサビキ釣りとルアー釣りについてはこちらを参考にして下さい。
メバル
おすすめ度:★★★☆☆
メバルは人気の高いターゲットで、食べてもとても美味しい魚です。
ただ、アジなどに比べると釣るのが少し難しくなります。
釣れる時期:メバルを狙える時期は11月の後半から6月ころの冬から春にかけてですが、最盛期は3~5月になります。
釣れる場所:港湾や部漁港などに設置してあるブロック周りや岩礁地帯で狙うことができます。
釣り方:サビキ釣りやエビ、イソメなどのエサを使ったウキ釣り、ルアー釣りで狙います。
メバルを狙うポイントは、港湾部や漁港、地磯などにあるブロックや岩礁地帯の藻場のあるところで、港湾部や漁港は足場も良いことから初心者の人にもおすすめです。
大型のメバルを狙うのであれば、外海に面した堤防や地磯などの岩礁地帯ですが、足場が悪いところが多いので注意が必要です。
メバルのウキ釣りとルアー釣りについてはこちらを御覧ください。
クロダイ(チヌ)
おすすめ度:★★★☆☆
地方にによってはチヌとも呼ばれるクロダイは、堤防釣りや磯釣りで人気のターゲットです。
釣れる時期:クロダイは1年を通して狙うことができる魚です。
春になると産卵のために浅いところの藻場などでの捕食活動が加発になる(乗っ込み)ので、この時期がクロダイ釣りのベストシーズンとなります。
釣れる場所:港湾部、地磯などの藻場。
釣り方:ウキ釣りやブッコミ釣り、ダンゴ釣り、ルアー釣りなど。
クロダイは雑食性で、エビやオキアミなどを使ったエサ釣りでも狙うことができますが、ベイトフィッシュと呼ばれるエサになる小魚も捕食するので、ルアーで狙うこともできます。
ベイトフィッシュの活動が活発になる時期やバチ抜け(ゴカイやイソメなどが繁殖行動のために砂泥の中から抜け出すこと)の時期などはそれらに似せたルアーを使ったルアー釣りが効果的な場合もあります。
クロダイのダンゴ釣りとルアー釣りについてはこちらのページで紹介しています。
アオリイカ
おすすめ度:★★★★☆
近年ではアオリイカを狙うエギングが若い人を中心にして人気の釣りになっています。
釣れる時期:アオリイカを狙える時期は、4~7月の春と9~11月の秋です。
春は、産卵のために型の良い親イカが浅い藻場などに入ってくるので、親イカを狙える季節。
秋は、初夏から夏に生まれた小イカが成長するためにエサの捕食が活発な季節で、型は小さいですが数を狙える季節になります。
釣れる場所:防波堤や砂浜、地磯など。
アオリイカはアジなどの小魚をえさとして捕食するので、これらの小魚が集まりやすいところがアオリイカのポイントにもなります。
釣り方:アオリイカを釣る方法は、先に紹介したエギングとアジなどを使った泳がせ釣り(ヤエン釣り)などがあります。
アオリイカは、朝夕のマズメの時間帯や夜間が釣れやすい時間帯です。
エギングは手軽さと見た目のカッコ良さから若い人に人気の釣りです。
最近では女性もよく見かけます。
エギングの詳しいことはこちらを御覧ください。
青物(中~大型)
おすすめ度:★★★★☆
春になるとアジやサバ、イワシなど小型の回遊魚を追いかけてイナダ(ブリの幼魚)などの青物(中、大型魚)が岸辺に回遊してくることが多くなります。
釣れる時期:春~秋にかけて狙うことができますが、小型の回遊魚の状況で釣れる時期が左右します。
釣れる場所:外海に面した防波堤やサーフなどでも狙うことができます。
防波堤周りでは潮通しの良いポイントが狙い目です。
釣り方:カゴ釣り、泳がせ釣り、ルアー釣りなど。
サビキに食いついたアジにイナダが食いつくことなどもあるので、サビキ釣りで釣れたアジを泳がせ釣りの仕掛けにつけて釣ることもおすすめです。
青物は回遊魚なので、いつでも釣れるということではありません。
青物狙いの釣りがメインの釣りに出かける場合は、事前に釣り場の釣果情報を確認してから出かけることが大事です。
春の時期に防波堤やサーフで青物を狙う釣りには、ルアー釣り(ライトショアジギング)がおすすめです。
ライトショアジギングについてはこちら。
シーバス
おすすめ度:★★★★☆
多くのアングラーに人気なのがシーバスを狙うルアー釣りです。
釣れる時期:シーバスは1年を通して狙うことができる魚です。
2月ころから始まるバチ抜けの時期はシーバスのバチ抜けパターンとして秋のシーバス釣りとともに期待が高まる季節です。
釣れる場所:シーバスが狙えるのは、港湾部や漁港などの防波堤、地磯、河口などです。
釣り方:シーバスは、電気ウキを使った夜釣りやブッコミ釣り、ルアー釣りなどで狙うことができます。
秋に比べると春のシーバスは小さい型が多くなりますが、その分数が期待できるのが春のシーバス釣りです。
特にバチ抜けのシーズンやベイトフィッシュが活発に活動する時期は、それらのベイトにマッチしたルアー釣りがおすすめです。
シーバスのルアー釣りについてはこちらを御覧下さい。
春のサーフで釣れる人気ターゲット
シロギス
おすすめ度:★★★★★
シロギスはサーフの女王などと呼ばれるように魚体が真珠のように白く輝く魚で、食べてもとても美味しく、人気のターゲットです。
釣れる時期:地域によって違いはありますが、シロギスは冬を除くほとんどの季節で狙うことができます。
サーフや防波堤からの投げ釣りやちょい投げ釣りでは、4月下旬から5月ころにかけて釣れ始めて10月下旬ころまで楽しめるところが多いようです。
釣れる場所:シロギスは、海底が砂地の港湾部や砂浜で狙うことができます。
砂地の海底に岩礁などの沈み根があるようなポイントには大物が潜んでいることもあります。
釣り方:投げ釣りまたはちょい投げ釣り。
仕掛けを本格的に遠投する投げ釣りは、初心者にとって難しと思うので、比較的手軽に楽しめるちょい投げ釣りがおすすめです。
キスの産卵のピークは初夏にあたる6~9月ころで、水深が1~15m程度の砂地にある藻場などに産卵し、卵は約1日で孵化ます。
またシロギスは、卵や稚魚の危険を分散するために、1シーズンに数十回も産卵する多回産卵魚なのです。
特に、6~7月の初夏は波打ち際まで近寄ってくることもあり、この時期にはあまり遠投しなくても釣ることができます。
キスの釣り方についてはこちらを参考にして下さい。
ヒラメ
おすすめ度:★★★★☆
春に釣れる魚の中でも高級魚と言われ、人気のターゲットのヒラメ。
釣れる時期:北の寒い地方では、冬になるとヒラメ釣りはオフシーズンになりますが、水温が安定している地方では1年を通してヒラメを狙うことができます。
ヒラメの産卵期は4~6月で、産卵前の3、4月から大型のものを狙うことができます。
釣れる場所:サーフや海底が砂地の港湾部。
ヒラメは、アジやイワシなどの小魚のほかにキスもエサとして捕食するため、砂浜の海岸近くでキスが釣れる時期はあまり深くないところでヒラメが釣れることもあります。
釣り方:堤防などでの泳がせ釣り、サーフなどでのルアー釣り。
堤防サビキ釣りでアジやイワシが釣れたら、それを生かしたまま泳がせ釣りん仕掛けにつけてヒラメを狙います。
近年では、サーフでヒラメを狙うルアー釣りが人気になっていて、使用するルアーもさまざまなものがあります。
ヒラメのルアー釣りについてはこちらを御覧下さい。
マゴチ
おすすめ度:★★★☆☆
マゴチはヒラメとともにフラットフィッシュと呼ばれる魚です。
生態や釣り方はヒラメとにていますが、ヒラメに比べると水温が高い時期に釣れやすい傾向があります。
釣れる時期:マゴチが狙える時期は、水温が上がってくる5月の中旬ころからで、釣れやすい時期も5月下旬から8月ころの比較的水温が高い季節になります。
釣れる場所:マゴチを狙える場所は、ヒラメ同様サーフや海底が砂地の港湾部です。
ヒラメは、生きているエサしか食べないのに比べ、速く泳ぐことができないマゴチは生きているものだけでなく死んでいるエサも食べると言われています。
釣り方:マゴチの釣り方はヒラメと同じで、堤防などでの泳がせ釣りやサーフなどでのルアー釣りです。
先に書いたように、マゴチは速く泳ぐことが苦手なので、自分の近くに寄ってくるエサしか食べることができません。
なので、泳がせ釣りのエサとしては海底付近を泳ぐシロギスやハゼなどがおすすめです。
マゴチをルアーで狙う場合は、海底から50cm以内をできるだけゆっくりルアーを泳がせることが大事になります。
まとめ
ここまで、春に釣れる魚の中からおすすめの定番人気魚種や高級魚を厳選して紹介しました。
春は気候もよく釣りには絶好の季節です。
ぜひ、家族連れやお友達と海釣りを楽しんで下さい。
広い砂浜で青物やヒラメを狙うライトショアジギングも楽しいですよ。