シーバスが釣れる時期!ベイトパターンを知ってシーバスを攻略しよう!シーズンごとのベイトパターンを分かりやすく解説します
安定して高い人気を誇っているシーバスゲーム。
シーバスに始まりシーバスで終わると言っていいほど手軽に始められ、奥の深いルアーフィッシングではないでしょうか。
シーバスを極めるにはベイトパターンにマッチしたルアーが欠かせません。
ここでは、シーバスが釣れる時期のベイトパターンとそれにマッチしたルアーを紹介します。
ぜひシーバスゲームを楽しむための参考にしてください。
目 次
シーバスが釣れる時期
シーバスは、和名では鱸(スズキ)という魚で、ブリなどと同じように成長するに従って呼び名が変わる出世魚と呼ばれる魚です。
一般的には、
- ~25cm前後までをセイゴ
- ~60cm前後までをフッコ
- ~60cm前後までをハネ
- 60cm前後~をスズキ
と呼びます。
正直な話、シーバスは一年を通して釣ることができます。
と言ってもいつでも釣りやすいわけではなく、時期によって釣果は変わります。
普段は、ベイト(エサになる小魚)を求めて港湾内や磯場、サーフ、河口付近から河川などをいろいろな場所を回遊しています。
シーバスは群れをなして回遊する魚ではありませんが、冬になるとほかの魚と同じように沖の方へ移動するので、少し釣れにくくなります。
シーズンごとのベイトパターン
時期によってシーバスが捕食するベイトが変わると同時に、ベイトパターンがあり、シーバス釣りで釣果を出すためにはその時のベイトパターンを知ってベイトザマッチのルアーを使うことが大事です。
ここからは、季節で変わるシーバスのベイトパターンについて解説します。
春のベイトパターン
2~3月の早春は、産卵のため沖に出ていたシーバスが、産卵を終えて沿岸に戻り始めてくる季節ですが、まだ水温が低いことや産卵で使った体力が回復していないため、活発な捕食行動をすることができません。
この時期のベイトパターンは、アミなどの甲殻類やシラスと呼ばれるカタクチイワシの稚魚、バチ(イソメやイトメ、ゴカイ類などの総称)など、速く泳ぐことができない生き物になります。
特にこの時期ころからは、バチ抜け(アオイソメなどのゴカイ類が産卵のため、海底の砂の中から這い出て、水中に浮遊して流れること)が本格的に始まってくるので、バチパターンがメインになります。
3~5月はシーバス釣りの春のシーズンが本格的になってきます。
この頃になると水温も上昇してきて、ほかの生き物の行動も活発になり、岸壁ではイワシなどが回遊してきたり河川では稚アユの遡上が始まってくる季節です。
これらのベイトを狙うシーバスも群れをなして回遊して、港湾部やサーフ、河川などの小魚が溜まりやすい場所にいることが多くなります。
水温も上がり体力が回復したシーバスが活発にベイトを追う季節で、ルアーへの反応も良くなる時期です。
春のベイトパターンは、
- バチパターン
- イナッコ(ボラの幼魚)パターン
- 稚アユパターン
- イワシパターン
などがあります。
ただし、この時期のシーバスはさまざまな生き物を捕食しているので、あまりパターンに固執しないほうが良いようです。
夏のベイトパターン
5月後半から6月にかけての初夏は、水温が安定してプランクトンも多くなります。
そんな中でイワシなどの小魚の回遊やほかの稚魚や幼魚の数も増え、シーバスにとっては過ごしやすい時期です。
また梅雨の時期は濁りが入ることが多く、シーバスの警戒心が低くなるのでシーバスを狙いやすい時期といえます。
7~8月は夏本番ですが、この時期になると30℃を超える真夏日が続くことも多く、浅場や潮の流れが悪いところでは強い日差しの影響で海水温が上がる傾向にあり、魚にとっては生活環境が悪い場所になります。
特に、湾岸の奥の方の海水の流れが無いようなところでは、海水の温度上昇が原因によりプランクトンが過剰に発生する赤潮が発生することも。
海水温の上がりやすい盛夏でも魚にとって住みやすい場所は、新鮮な水が入り込む潮通しの良い湾入り口部や水深が深くて水量が多いところや河口付近などです。
夏のベイトパターンは、
- イワシパターン
- イナッコ(ボラの幼魚)パターン
- サヨリパターン
- ハゼパターン
などがあります。
秋のベイトパターン
9~10月の初秋から仲秋の季節になると気温が30℃以上になる日数も減り、上がり気味だった海水温も徐々に下がってきます。
真夏には水温の上昇などの影響で小魚が回遊してこなかった場所にも徐々にベイトの数が増え、それを狙うシーバスの影も見えるようになります。
秋に効果的な場所は、河川や河口、運河、イワシが回遊する場所などになります。
この時期のシーバスは、越冬や産卵の体力をつけるため、捕食活動が活発で荒食いをする季節に入ります。
そのため、春のシーズンとともにシーバス釣りのベストシーズンになります。
捕食するエサもそこにいるベイトは何でも食べるというくらいの勢いでベイトを追いかけます。
秋のベイトパターンは、
- コノシロパターン
- サヨリパターン
- 落ちアユパターン
などがメインになります。
11月の晩秋になると、エサをたくさん食べて体力を蓄えたシーバスが徐々に沖の深場へと移動していくため岸辺からのルアー釣りでは釣れにくくなってきて、秋のシーバスのシーズンの終わりを感じるようになります。
冬のベイトパターン
12月末くらいまでの初冬の季節は、コノシロなどが河口付近に集まることがあり、それを狙って産卵を控えた大型のバスが集まることもあります。
また、産卵時期の遅いシーバスが残っていることもあるので、イワシやサッパが回遊するポイントは要チェックです。
1~2月は仲冬から晩冬の季節ですが、岸からのシーバス釣りはオフシーズンと言えますが、それでも産卵を終えたものや産卵しないシーバスが釣れることはあります。この時期のポイントは、温排水が流れ込んでいる場所や水温が安定している深場、潮流によって温かい海水が運び込まれるようなところになります。
冬のベイトパターンは、
- コノシロパターン
- サヨリパターン
が有効です。
このように時期によってシーバスがエサにするベイトが変わるので、ベイトパターンに適応するルアーを準備する必要があります。
シーズンごとのシーバス攻略
ここからはシーズンごとのシーバス攻略法を紹介していきましょう。
春のシーバス攻略
寒い冬から春になったばかりの早春は、産卵を終えたシーバスが港湾や河口などに戻っています。
しかし、越冬や産卵で使い果たした体力が回復しておらず、活発にエサを追うことができません。
そのため、アミやバチなどのように表層を浮遊するエサやまだ泳ぐ力が弱い稚アユやイワシの稚魚などを捕食することが多くなります。
そこで、春のベイトパターンにマッチしたルアー攻めることが春のシーバス攻略の第一歩になります。
バチパターンにおすすめのルアーは、ゴカイ類に似た棒状のシンキングペンシルやワームで、アクションを加えないで自然に漂わせる釣り方が効果的です。
また、この時期のシーバスはあまり速く動くベイトを追わないことから、ベイトパターンで攻める場合でもあまり激しいアクションは禁物で、ゆっくりリトリーブするのがおすすめです。
バチパターンのカラーは、その日によってバチの種類が変わるのでバチの色に似たものを選びます。
一般的には、オレンジや赤色によく食いついてくるようです。
春のシーバス攻略におすすめのルアーこちら
ジャクソンペンシルベイト にょろにょろ
おおよその価格:1,009円~
- 主な対応魚種:シーバス トラウト メバル
- タイプ:シンキング
- サイズ:60mm/重量:3.5g
- カラー:グラデチャート GDC
ダイワ シーバス ワインド ワーム モアザン ミドルアッパー
おおよその価格:792円~
- 主なターゲット:シーバス
- サイズ:3.5インチ
- 入数:6本
- 上下リバーシブル仕様。
しなやかさと耐久性を両立「もちもちマテリアル」。
ジグヘッドはダイワ「シーバスジグヘッドSS」がベストマッチ。
小沼氏が厳選したカラ-展開。
デイ&クリアに絶大な威力を発揮する「銀粉カラ-」もラインナップ。
リード ディブル 55S D55S
おおよその価格:1,341円~
- 全長:55mm
- ウエイト:7.0g
- タイプ:シンキング
- フック:がまかつ RB MH #12
- リング:#1
- アクション:ハイピッチショートバイブ
- フィールドを攻略していく、新たなベイト。
昼夜問わず低活性の魚や、マイクロベイトに偏食したターゲットを釣るために開発されたミノーシェイプのバイブレーション。
「ハイピッチタイトウォブリング」&「ハイフラッシングアクション」効果で、偏食したシーバスやスレたシーバスに絶大な効果を発揮します。
夏のシーバス攻略
春にバチやアミなどのベイトを捕食して落ちていた体力を回復したシーバス。
夏になると水温も上がり、より大きなベイトを積極的に追うようになります。
そんな夏のシーバス攻略の要素は、
- 水の流れがある場所
- 水深がある場所
- 小魚が集まる場所
の3つが考えられます。
水温が上がるとシーバスの活性が下がったり、水温が安定しやすい深場へと潜ってしまいます。
そんな夏場でも水の流れがある場所は、水温があまり上がらないことや酸素不足にならないなどから、シーバスが過ごしやすい環境と言えます。
このようなところは、シーバスだけでなく小魚にとっても生息しやすいので、ベイトが集まりやすい場所でもあります。
河川や河口付近だけでなく、沖防波堤や漁港の入口付近の堤防なども潮流があるので水温の上昇や酸欠の心配はありません。
また、深いところも水温が上がりにくい場所なので、シーバスが回遊してくるベイトを待ち構えていることもあります。
夏のシーバスは活発にベイトを捕食するので、小魚が集まる場所は夏のシーバス攻略の絶好のポイントになります。
夏のシーバス攻略におすすめのルアーはこちら
ダイワ シーバス メタルバイブ モアザン リアルスティール
おおよその価格:1,090円~
- 標準自重(g):14・18・26
- サイズ(mm):55・60・76
- 有効レンジ(cm):約50~
- アクション:バイブレーション (2WAY)
- フック仕様:ST-46 #10 / リング #2
- 飛ぶ鉄板は当たり前、快適性能をも追求した「安定フォールバランス」
ダイワ シーバス メタルバイブ モアザン リアルスティール TG
おおよその価格:1,454円~
- 主なターゲット:シーバス
- ルアータイプ:シーバス用バイブレーション
- カラー:ゴールドレインボー
サイズ(mm):65 - 標準自重(g):30
- フック仕様:ST-46 #8(#2リング)
- 素材:タングステン
シマノ ルアー エクスセンス サイレントアサシン 99
おおよその価格:1,628円~
サイズ(mm):99・120・129・140
自重(g):15・19・26・28
タイプ:サスペンド・シンキング・フローティング
リップなど細部に補強を施し、重心移動装置AR-C搭載で、キャスト時とスイム時にそれぞれベストポジションをキープできる。
さらにシーバスを惑わせる本物のイワシに似たウロコを持つ「狂鱗」カラーで、よりシーバスフィッシングを楽しめる。
秋のシーバス攻略
シーバスゲームのベストシーズンの秋は、数釣りや大物狙いとざまざまな釣りを楽しむことができます。
この時期は、越冬や産卵を控えたこのシーバスが荒食いモードに入り活性がとても高くなって、普段は沖目にいるシーバスも岸近くまで回遊することが多くなるため釣れやすくなるのです。
捕食するエサもコノシロやサヨリ、落ちアユなど小魚パターンが多なります。
また、シーバスの捕食活動も活発になり、表層付近で小魚を追い回すことが多くなる時期です。
特にベイエリア(港湾地域)にベイトが入ってくると入ってくるシーバスの数も多くなります。
秋のシーバス攻略におすすめのルアーはこちら
メガバス X-80SW
おおよその価格:1,682円~
- サイズ:80.5mm
- 重さ:3/8oz.
- SLOW SINKING-TYPE
メガバスでは、X-80のプラットフォームをそのままに、内部コンストラクションの変更による、ソルトウォーター専用ミノーへと、リエンジニアリング。
単なる、バスルアーボディの使い回しによる、ブランドエンジニアリングにならないよう、対シーバス専用ミノーとしての素性に磨きをかけ、X-80ボディが持つ、独特のハンプバック・フォルムが生み出す、卓越したローリングアクションと脱軌道アクションを、海の世界に導入しました。
X-80ソルトウォーターバージョンは、首都圏湾岸エリアと大阪湾を舞台に、テストを繰り返し、「ボディ前部:低重心高比重ウエイト、重心移動時のボディ後部:タングステンウエイト」のセッティングによって、もはや、たった80mmのスーパースリムボディとは思えない程の、逆風を突く驚異のスーパーロングディスタンスキャストを可能としました。
ソルテックス パラガス160
おおよその価格:1,188円~
- サイズ:160mm
- 重さ:17g
- リップレススレンダーミノーPARAGUS(パラガス)は160mmというロングサイズなボディに前後、重心移動とウエイト位置を配分し、全体のボディバランスを向上。
重心移動ウエイトがより後方まで移動することで、飛距離&飛行姿勢が向上。
また水面に突き刺さるような静かな着水音はターゲット達へのプレッシャーを与えません。
先端部をより鋭角にすることで水切れ、水噛み、そしてリップレスの弱点であるヘッドアップを可能な限り抑えました。
ベーシックギア ソルテックスSB 130F 04 アカキン 38245
おおよその価格:1,673円~
冬のシーズン攻略
シーバスは水深50m~80mくらいの岩礁地帯で産卵する言われていて、産卵期になる12月~2月にかけては、相当の数のシーバスが沖に移動してしまいます。
そのため岸から狙えるシーバスの数が激減してしまい簡単に釣ることができなくなるのです。
また産卵するシーバスのは、体長が50cm~70cmくらいのものとされていて、岸辺に残る多くは30cm以下のセイゴと80cm以上の両極端になってしまうと言われています。
しかし、シーバスゲームに厳しい冬場でも残っているものや産卵を終えて岸辺に戻ってきたシーバスを狙うことはできます。
この時期のシーバスゲームのポイントは、河川が流れ込んでいたり温排水があるなど水温が安定しているところで、ベイトも多く集まりやすい場所です。
水温が下がると活性も低下するため、あまり速く泳ぐベイトは追わなくななります。
そのため、ルアーをゆっくりリトリーブ(リールを巻く)したりリフトアンドフォールなどで攻めるのが基本です。
また、カニパターンやアミパターンも効果的なこともあります。
冬のシーバス攻略におすすめのルアーはこちら
ジャッカルメタルジグ リジン 1/4oz HLゴールドギル
おおよその価格:764円~
- タイプ:シンキング
- 重量:1/4oz
- カラー:HLゴールドギル
- フックサイズ:#8
- コンパクト、そしてハイレスポンス。
【マテリアル】キレのあるアクションとヒラヒラフォールを活かす為に低比重の亜鉛(Zinc)素材を採用。
【ボディデザイン】独自の設計による左右非対称デザイン。
アピール力が違います。
【スイベルアイ】メタルジグの弱点である糸ヨレを軽減させる為のスイベル内蔵アイ。
コンパクトなシルエットを害さない為のこだわりです。
【フック】根掛かり回避とフッキング率向上を目指したシングルフックの抱き合わせセッティング。
ジャッカル メタルジグ デラクー 3/8oz HLゴールドギル
おおよその価格:802円~
- タイプ:シンキング
- 重量:3/8oz
- カラー:HLゴールドギル
- フックサイズ:ST-36BC/#8
- キャスタビティに優れたコンパクトメタルボディ。
岸釣りにおいて絶対的アドバンテージとなる飛距離を十分に確保。
立ち上がり良く、適度な引き心地を生み出すオリジナルブレードを搭載。
連結ベアリングスイベルを採用したことでフォール時にも抜群の立ち上がりを実現。
ラインの絡みを軽減するチューブを採用し、スピンテールジグを使用する上で一番の欠点であったラインの絡みを軽減することに成功。
こちらのページではシーバスゲームにおすすめのルーアを紹介していますのでぜひご覧になってみてください。
シーバスが釣れる時間帯
シーバスに限らず、魚が釣れやすい時間帯を時合と言います。
ここでは、シーバスが釣れやすい時合について解説しましょう。
シーバスは、条件が揃えば昼夜を問わず、いつでも釣ることができる魚ですが、ほんの30分の状況変化で全く釣れなくなることがよくあります。
朝マズメ・夕マズメ
朝マズメは、夜が明けてきて辺りがうっすらと明るくなるころから、太陽が昇って完全に明るくなるまでのおおよそ時間帯のことで、最も魚が釣れやすい時合と言われています。
夕マズメは朝マズメと逆の時間帯で、日没前後から日が落ちて暗くなるまでの時間帯のことで、朝マズメ同様魚が釣れやすい時合です。
潮の満ち引きによる時合
潮の満ち引きと言うのは満潮と干潮のことで、地球と月の位置関係が変わることで起こります。
満潮と干潮
地球の上で月に一番近い場所では、月の引力によって海水が引き寄せられて満潮(潮位が最も高くなる)になり、また真裏の場所でもこれと同じ状態になります。
逆に、満潮の場所と直角に位置する場所では、満潮の場所に海水が引き寄せられた分、潮位が下がり干潮になります。
潮流
潮の干満を潮汐とも呼びますが、この潮汐によって海水が移動することを潮流と言います。海の中では、この潮汐と潮流の関係によってさまざまなことが起こったり、変化したりします。
そのことによって、海中に生息している生き物にも大きな影響を与えます。
潮見表(タイドグラフ)
魚の捕食行動に大きな影響を与える潮流の変化をグラフに表したものが潮見表です。
潮見表は、年月日時間と潮汐の関係を表していて、魚が釣れやすい時合の時間帯を簡単に知ることができます。
潮汐による時合には、
- 上げ始め
- 上げ止まり前
- 下げ始め
- 下げ止まり前
などと呼ばれる時合がありますが、潮見表を見ることでこの時間帯を把握することができます。
時合についてと潮見表については、こちらのページで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
まとめ
ここまで、シーバスが釣れる時期のベイトパターンとマッチザベイトのルアーを紹介しました。
シーバスゲームはとても人気のルアー釣りで、初心者の人でも手軽に楽しむことができます。
よりシーバスゲームを楽しむためにシーバスのベイトパターンにマッチしたルアーを選ぶことは重要な要素です。
ぜひこのページを参考にしてルアーを選んでシーバスゲームを楽しんでください。
こちらのページではシーバスゲームについて詳しく解説していますのでご覧になってみてください。
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