メバリングに最適な時期は?季節ごとのメバル攻略法を徹底解説!

メバリング 時期

メバルは、1年を通して狙える人気の魚ですが、1年中ずっと釣れやすい状態ということではありません。
もちろん、ルアーを使ったメバリングでも釣れやすい時期とそうでない時期があります。

ここでは、メバルが釣れやすいメバリングに最適な時期とそうでない時期の季節ごとのメバル攻略法について解説します。

これを読んで、メバリングで釣果をあげるための参考にして下さい。

メバリングに最適な時期は?

夕暮れの漁港

 

メバルが接岸してきて釣れやすくなってくるのは、海水がメバルの適水温になる11月ころの晩秋の時期です。

メバルは高水温が苦手なため、7月~10月の水温が高い時期は沖合の水深の深い場所に移動してしまうことが多いので、なかなか釣れなくなってしまいます。
もちろん、地域によってはこの時期になっても浅場に居残るものがいるので、これらのメバルを狙うことができます。

メバリングの初期シーズン(11月~12月上旬)

抱卵 メバル 小型

11月ころになると海水温がメバルの適水温になり沖の深場にいるメバルが岸近くの浅瀬に接岸してきます。
メバルの適水温度は14度前後と言われていて、海水温が14度前後で安定してくると、メバルが群れで接岸する目安となるようです。

この時期になると、アジングなどを楽しんでいるところにメバルが釣れてきたりするようになってきます。

産卵前の時期(12月~1月)

抱卵 メバル

12月~1月ころになると水温も下がってきて、抱卵したメバルがエサを捕食するために岸近くに寄ってきます。
産卵前の時期は、産卵のための体力をつけるために荒食いする時期で、お腹を抱卵でパンパンにした良型のメバルが簡単に釣れる季節で、メバリングに適した時期と言えます。

※メバルは、お腹の中で卵を孵化させて稚魚を出産する卵胎生と呼ばれるタイプの魚です。産卵前のメバルを必要以上に持ち帰ることはせず、リリースしてあげるようにしましょう。

産卵後の時期(1月~2月)

産卵 あと メバル

産卵後の時期の1月~2月のメバルは、アフターと呼ばれ食いが渋くなります
この時期は、産卵前のものと産卵を終えたものが入り混じり捕食活動にムラがでてくるので釣りにくくなります。

体力が回復してきた時期(3月~5月)

メバル

産卵で費やした体力が回復してきた時期の3月~5月のメバルは、活性も高くなって非常に釣りやすい状態になります。

春のメバルは、ワームだけでなく小型のプラグなどへの反応も良くなり、メバリングに最適の時期と言うことができます

6月ころになって徐々に水温が上がり始めると、岸辺の浅場から沖の深場へと落ちていくメバルがでてきます。

水温次第で釣果が変わる時期(6月~8月)

メバル2

初夏と言っても、水温次第ではとても良く釣れることがある時期の6月ころです。
特に、「梅雨メバル」と呼ばれる梅雨の時期に釣れるメバルは、良型で力強いファイトをするメバルが多くなります

梅雨も過ぎ本格的な夏場になると水温も上昇し、よく釣れていたメバルも沖の深場へと移動してしまうため、メバリングはオフシーズンになります。

小型が中心になる時期(9月~10月)

メバル3

秋と言ってもまだまだ暑い9月は海水温もたかいままで、メバリングはオフシーズンと言えます

10月も後半になってくると高めだった水温が下がりだしメバルもポツポツと釣れ始めますが、釣れる数も少なくサイズも小型のものが中心です

あとは本番のシーズン到来も時間の問題になります。

季節ごとのメバル攻略法

ここからは、季節ごとのメバル攻略法について解説していきましょう。

春(3~5月)

メバリング春

冬の産卵期を終えたメバルは、3月に入ると体力も回復してくきて少しずつ釣れ始めてきます。
4~6月にかけてのメバルはベストシーズンともいえる時期で、特に5月はアミが発生したり、バチ抜けと呼ばれる海底に棲んでいるゴカイやイソメなどが繁殖行動のために砂泥の棲家から抜け出る時期になるのでメバルの捕食活動も活発になります。
この時期のメバリングでは、タダ巻きだけのアクションで釣れるので、初心者でも簡単に釣ることができます。

夏(6~8月)

鼠ヶ関港夜釣り メバリング

メバルは高水温が苦手なため、海水温度が上昇し始める6月に入ると活性が低くなり、春のシーズンほどの釣れなくなってきます。
6月の初旬の、雨で水温が下がるような日にはまだ釣れるので狙ってみるといいでしょう。気温とともに水温も上昇する7、8月は岸辺で釣るのは難しくなるので、水深があって潮通しのいい岩礁地帯やナイトゲームおすすめです。
また、この時期のメバルは小型のものが多くなるので、使用するタックルも合わせることが大切です。

秋(9~10月)

秋の釣り場 メバリング

9月は秋と言ってもまだまだ水温の高い状態が続くので、夏場と同じく狙えるメバルは小型のものが中心になります。
そのためタックルもライトなものを使用して、水温が下がりやすい潮通しの良いポイントを狙ってみるといいでしょう。

11月に入ると水温も下がってきて、メバルの適水温に近づいてきます。
そうなると、メバルのサイズも少し大きくなってくるので、ルアーのサイズを合わせて良型のメバルを狙っていきましょう

冬(12~2月)

冬のメバリング

12月になると、海水温度もメバルの適水温になり、産卵を迎えるメバルが活発にエサを食べる時期になります。
この時期メバルは、岸の近くの岩場や消波ブロック、藻場などの浅場に集まることが多く、メバリングで狙いやすい時期と言えます。

1~2月のメバルは、産卵を終えて体力が消耗したこと、海水温の低下で活性が下がることが原因で釣りにくくなってしまいます。

メバルを攻略するために知っておくべき「メバルのベイトパターン」についてはこちらのページで解説していますので、参考にして下さい。

メバルのベイトパターン

メバル

メバルのベイトパターンとは、メバルが特定のエサを捕食することを言い、時期によっていろいろなパターンがあります。メバルが捕食しているエサは、エビなどの甲殻類や小魚などと言われていますが、実際はこれらのエサを捕食できているメバルはそう多くはありません。

それでは、甲殻類やベイトフィッシュを捕食できない多くのメバルはどのようなエサを捕食しているのでしょうか?メバリングで釣果を上げるには、その時々にメバルが捕食しているエサのパターンを知って、それに似せたルアーを使うことが重要になります。

ここからは、メバルの捕食するエサのパターンについて解説していきましょう。

アミパターン

オキアミ

アミとは、エビの仲間の小さな動物性プランクトンなどのことで、メバルが捕食するエサの代表的なパターンの一つになります。アミパターンの時期は3~5月頃で、暗い海をライトなどで照らすと、大量の光るアミを見れることがあります。アミパターンは、メバル攻略に最適のパターと言えます。

バチパターン

イソメ

バチというのは、イソメやゴカイなど多毛類のことを言います。このバチが春の大潮の時期になると、産卵のために海底から這い出て海中に浮遊する行動をします。この現象はバチ抜けと呼ばれ、バチをエサにする魚にとってはご馳走を食べるまたとないチャンスになります。バチパターンで知られているのはシーバスですが、メバルにとっても嬉しいパターンです。バチパターンはメバリングで狙える絶好のパターンです。

ホタルイカパターン

ホタルイカ

メバルのホタルイカパターンは2月下旬~5月頃にかけてで、この時期になるとホタルイカで有名な富山湾は多くのアングラーで賑わいます。普段のホタルイカは水深が200~600mととても深いところにいますが、春の産卵時期になると海面付近まで浮上してきます。産卵を終えたホタルイカの中には、体力がなくなることや潮流の影響によって岸辺に打ち上げられるものもいます。ホタルイカパターンでのメバル攻略には、新月の大潮の時期で時間帯は、夜の10時から翌朝の6時ころのホタルイカが最も接岸しやすい条件のときが狙い目です。

シラスパターン

シラス

シラスというのは、イワシやアユ、ウナギなどの稚魚の総称で、メバルは小さいマイクロベイトを好んで捕食します。メバルのシラスパターンは3~11月頃まであります。

イカパターン

イカ

メバルのイカパターンと言っても、ホタルイカパターンとは全然違うパターンになります。ホタルイカパターンは2月下旬~5月頃なのに対して、イカパターンは6~11月頃までで、夏に生まれたいかが大きく成長するまでの期間になります。

ハク・イナッコパターン

ボラの稚魚

ボラの幼魚をイナッコと呼びますが、メバルは更に小さいハクとよばる体長が3cm程度の幼魚を好んで捕食します。春先には河口付近で群れになっているのを見ることができ、シーズンは5~8月ころまでになります。

このようにメバルのベイトパターンは、時期や場所によって大量に発生するバチやベイトで、「その時期はそのエサ以外は捕食しない」などということもあります。メバリングでは、ベイトパターンに合ったルアーでベイトパターンに合った釣り方が釣果を上げるコツと言えます。

メバリングの時間帯

鼠ヶ関2 メバリング

メバルは基本的には夜行性の魚です。
夕マズメと呼ばれる夕暮れの時間帯から捕食行動が活発になり、夜間は何時までという時間の制限はなく、潮汐の状況で活性が高くなったり渋くなったりします。

メバルは、状況によって捕食行動を取るレンジが変わるので、同じ釣り方をしていても釣れ続けるとうことはないので、反応が低下したらルアーのカラーを変えたり、ルアーアクションを変えたりして探ってみると良いでしょう。

メバルが夜行性だからといって、デイゲームで全く釣れないということはありません。
昼には昼のポイントや釣り方があります。

メバリングデイゲームについてはこちらを御覧ください。

メバリングに必要な道具

メバリングに必要は道具は、

などです。

それぞれのページで詳しく解説していますので参考にして下さい。

まとめ

ここまで、メバリングに最適な時期と季節ごとの攻略法について解説しました。

人気が高いメバリングを是非あなたも楽しんでみて下さい。

恵比寿様メバリングに必要なタックルについてはこちらを御覧ください。

メバリングの釣り方についてはこちらのページで詳しく解説しています。