ガシリングを楽しもう!タックルや仕掛けから釣り方まで徹底解説します
堤防などで釣りをしていると期待していないのに真っ先に顔を見せてくれるのがカサゴ。
そんなカサゴをルアーを使って専門に狙う釣りがガシリングです。
アジングやメバリングと同じで手軽な道具で楽しむことができます。
ここでは、ガシリングを楽しむためのタックルや仕掛けから釣り方まで解りやすく解説していきます。
目 次
ガシリングの基礎知識
ガシリングとはカサゴ(ガシラ)をターゲットにしたライトルアーフィッシングで、アジングやメバリングと同じように比較的小さくて軽量のタックルや仕掛けを使用します。
ガシリング(カサゴを狙うルアー釣り)と言っても実際にはロックフィッシュ(根魚)を中心にさまざまな魚が釣れるので、「なんでも狙う五目釣り」と考えたほうが楽しみが増えるかも知れません。
ガシリングで釣れる魚
ガシリングで釣れる魚は、
- カサゴ(ガシラ、アラカブ)
- メバル
- アイナメ
- キジハタ
- クロソイ
- アジ
- クロダイ(チヌ)
- ベラ
- ハゼ
- クサフグ
などです。
それぞれについてかんたんに説明しておきましょう。
カサゴ(ガシラ、アラカブ)
カサゴはガシリング本命のターゲットです。
岩礁地帯の藻の中や岩場の隙間などに生息して、比較的簡単に釣ることができます。
カサゴは大きくなると30cm前後まで成長するものも。
カサゴの特徴は眼が大きく、体色は地域などによって違いがあり赤色や褐色に斑点があります。
また、背ビレや腹ビレ、エラ蓋などにトゲがあり、素手で掴むと手に刺さることもあります。
スーパーや魚屋さんではめったにお目にかかれませんが、刺し身や唐揚げ、煮付けなどにするととても美味しい魚です。
メバル
メバルの種類は「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」と3種類に分類されます。
アカメバルは海岸近くの藻が多い場所や岩礁地域に生息していて、赤色を帯びた体色をしていて、その体調は体長は大きいものでも20cm前後と3種類の中では最も小型とされています。
シロメバルが生息しているのは沿岸の岩礁地域で、特に湾内にある岩礁地域に多く生息しています。
薄茶色から焦げ茶色の体色をしていて、その体調は3種類の中では最も大きくなると言われています。
クロメバルは沿岸の浅い岩礁地域に生息していて、大きくなると湾外へでていく個体もいるようです。
濃紺色から黒色の体色をしていて、体高がありしっかりした体つきをしています。
アイナメ(アブラコ、アブラメ)
昔、アイナメと言えば磯釣りの定番のターゲットでしたが、今では狙ってもそう簡単に釣れないのが現状です。
一般のロックフィッシュの滴水温度は18℃~22℃くらいなのに対してアイナメの適水温度は8℃~15℃とずいぶん低い温度になっています。
そのため、北海道や東北地方では高温が続く真夏を除く時期、それ以外の地域では海水温が下がる晩秋から春にかけてがアイナメの時期(シーズン)になります。
アイナメは数多いロックフィッシュの中でもほかに類を見ない大きさに成長する魚で、50cm級が大物サイズ、最大では70cm間近の超大物サイズも釣り上げられたと言われています。
釣れたときのファイトも力強く、釣り人を楽しませてくれます。
キジハタ(アコウ)
キジハタは岩礁地帯や漁礁などの隠れやすいところに生息していて、高級魚としてロックフィッシュゲームの人気ターゲットです。
比較的よく釣れるのは30cm程度のものが多いですが、最大では60cm程度まで成長する個体もいると言われています。
キジハタは孵化してからメスとして成熟して、約40cm程度まで成長するとオスに性転換して繁殖行動をする「雌性先熟」の特徴があります。
ちなみに、40cm程度まで成長するのに10年かかると言われています。
クロソイ
クロソイはカサゴ同様、ガシリング釣りやすいターゲットで、20cmくらいまでの幼魚は防波堤周りの障害物や岸近くの藻場などで生息しています。
成長するにつれ水深50m~100mの岩礁域に移動してしまいます。
北海道や東北地方では50cm級の超良型が数多く生息しているようですが、ほかの地域では40cmクラスのものが最大級のようです。
アジ
アジは堤防釣りでもっとも定番と言える魚です。
アジをルアーで狙うアジングは人気の高いつりで、老若男女を問わずたくさんのアングラーが楽しんでいます。
ガシリングでアジが釣れてくるのは当然といえば当然ですね。
アジは回遊性の魚で、幼魚時は岩礁地帯周りで成長し、晩春から初夏になると5cm~10cm程度に成長したアジが全国の沿岸や漁港などを回遊するようになり豆アジとして釣れます。
また秋口になるころには、成長したアジは沖合を回遊するようになり、夕方から朝方にかけて朝場に接岸して捕食行動をとります。
クロダイ(チヌ)
クロダイ(チヌ)は水深50m以下の浅い水域に生息していて、夜間には1mくらいの浅瀬で捕食活動をすることもあります。
エサを捕食するために、磯場や港、河口などを回遊することもあり、時期によってさまざまなベイトパターンがあるようです。
クロダイは雑食性の魚で、スイカで釣れるという話も聞いたことがあります。
クロダイをルアーで狙うチニングと呼ばれる釣り方もあり、多くのアングラーが楽しんでいます。
クロダイが捕食するエサは、イガイ(カラスガイ)やカキなどの貝類や小さなエビやカニなどの甲殻類、イソメやゴカイなどの多毛類、稚鮎などベイト類(エサになる魚)です。
などの嬉しい外道もたくさんいますが、この他にもベラ・ハゼ・クサフグなど、釣れるとあまり嬉しくない魚も釣れます。
ガシリングの時期と時間帯
カサゴは日本各地に生息している魚で、1年を通して釣ることができます。
カサゴがよく釣れるのは秋から冬にかけて
魚の中には、釣れる時期が決まっている魚が多いですが、カサゴに関しては「この時期は釣れない」というようなことはありません。
どの季節でも「カサゴ釣りに行きたい」と思ったらいつでも釣ることができます。
しかしカサゴは1年中釣れるとは言っても、年がら年中よく釣れるわけではありません。
やはりカサゴなりによく釣れる時期があります。
冬に産卵をひかえたカサゴは「体力を貯える」ため秋になると荒食いをすること多くなります。
そのため、秋から冬にかけてはカサゴ釣りの狙い目のシーズンになります。
カサゴがよく釣れる「時合」の時間帯
カサゴはいつでも釣れるというイメージですが、中でもよく釣れるのは魚がよくエサを捕食する「時合」とよばれる時間帯です。
時合としてよく知られているのが朝マズメと夕マズメですが、これらの他にも潮汐(海水の干満)などによる時合などもあります。
時合についてはこちらのページで詳しく解説していますので参考にしてください。
ガシリングのタックル
まずはじめに、ガシリングを楽しむために必要なタックルについて解説していきましょう。
ガシリングのタックルは
- ロッド
- リール
- ライン
といったように一般のルアーフィッシングと同じです。
ガシリングのロッド(竿)
カサゴを専門に狙うガシリング専用ロッド(竿)というのはありません。
その理由としては、比較的簡単に釣ることができるカサゴを専門に狙う釣りをする人が少ないからだと思われます。
とは言ってもどんなロッドでもガシリングに向いているわけではありません。
カサゴはエサに食いつくと棲家(穴の中)に潜ろうとする習性があり、穴に潜ったカサゴはエラを張って抵抗するため、引っ張り出すのは困難です。
カサゴを穴に潜らせないためには、ルアーに食いついたら一気に抜き上げることができる硬さ(パワー)が必要になります。
また、ガシリングのロッド(竿)は釣りをする場所と釣り方によって適合するスペックが違ってくるため、ロッドを選ぶときには硬さのほかにもロッドの長さやオモリ負荷(ルアー重量)などのスペックについても考慮することが大切です。
テトラポッド周りなどで穴釣りをする
テトラ周りのガシリングでカサゴを狙う場合は穴釣り用ロッドがおすすめ。
穴釣り用ロッドのスペックは、
- 長さ:1m~1.8m程度(カサゴ狙いの穴釣りには1m前後)
- 硬さ:ロッド自体が短いため硬いものが多い
- オモリ負荷:1号~10号(37.5g)程度
です。
テトラポッドなどの穴釣りでカサゴを狙うときはこのような仕様のロッドが適しています。
カサゴの穴釣りにおすすめのロッド
プロマリン PG 極光テトラミニ 100
おおよその価格:1,944円~
- 全長:1.0m
- 仕舞:36cm
- 自重:49g
- 継数:4本
- 適合錘:1~10号
おすすめのポイント
浜田商会:プロマリン PRO MARINE PG 極光テトラミニ 100 磯竿 振出 竿 釣り 海釣り 磯釣り 。
ポケットサイズの振り出しテトラ竿。
穴釣り用ロッドについてはこちらのページで詳しく解説していますのでご覧になってください。
漁港や堤防の岸壁や海底の障害物周りを探る
漁港や堤防の岸壁や海底の障害物周りに潜んでいるカサゴを狙う場合は、アジングロッドやメバリングロッドなどのライトゲーム用のロッドを転用するのがいいでしょう。
おすすめのスペックは、
- 長さ:6ft~7ft前後
- ルアー重量:1g~10g程度
- 硬さ(パワー):L~ML
のような仕様のロッドで、メタルジグや遠投用リグをするときは、
- 長め:7ft前後
- ルアー重量:10g前後
- 硬さ:ML
のように少し大きめのロッドがおすすめです。
漁港や堤防周りのガシリングにおすすめのロッド
メジャークラフト 2代目ソルパラ X
おおよその価格:7,744円~
- 推奨ルアー (g):0.8-10
- ライン (lb)2-8 ライン(PE) 0.3-0.8
- アクション:レギュラーファースト
- 型番:SPX-T762ML
- 気軽に本格的な機能を体感できる、ビギナーにもおすすめの「ソルパラ」シリーズのメバリング用モデル。
人気の高いメバリングゲームは、ターゲットとするメバルの大きさによってはもちろん、アングラーがどんなゲームを展開したいか、などといった状況によっても最適な釣具は異なる。
ソルパラXは感度の高いカーボン素材、持ちやすいグリップ形状、糸絡みがしにくいガイドなどを採用。
そのため中上級者はもちろん初心者や力の弱い女性の方や子どもも使いやすく投げやすい、高い操作性が特徴のロッドもラインアップ。 - 【チューブラー】軽くて高感度なため、わずかなバイトも気づきやすい。しかしながら、フッキングに向けてタイミングを合わせることが必要となり、ある程度慣れないとフッキングし損ねてバラしがちである。
いわゆる「掛け調子」。それがゲームの醍醐味の一つでもある。 - 【ソリッド】しなやかなため、魚がアプローチしてきた時に違和感を抱かせにくく合わせやすい。いわゆる「乗せ調子」。ビギナーの方におすすめ。
また、白色にしたことで夜間の釣りでもしなり具合が目視できるため、アタリを取りやすい仕様。
こちらのページでは、ガシリングにおすすめのライトロックフィッシュロッドを紹介していますので参考にしてください。
磯場のガシリングを楽しむときのロッド
磯場のガシリングで釣果を上げるには、広範囲のポイントを探るために仕掛けを遠投できるロッドが必要になります。
磯場のガシリングにおすすめのロッドスペックは、
- 長さ:8ft~9ft前後
- ルアー重量:1g~10g程度
- 硬さ(パワー):ML~H
のようになります。
遠投性が良いことや大物がヒットした場合でも対応できるブランクス(※)のもの選んでおくといいでしょう。
(※)ブランクスとは、ガイドやグリップを除いたロッド本体部のこと
磯場のガシリングにおすすめのロッド
シマノ ロックフィッシュロッド 19 ハードロッカー BB
おおよその価格:15,819円~
- 全長(m):2.51
- 継数(本):2
- 仕舞寸法(cm):129.2
- 自重(g):127
- 先径(mm):1.7
- 適合ルアーウェイト(g):8~32
- 適合ラインPE(号)/ナイロン・フロロ(lb):MAX 1.5/6~12
- リールシート位置(mm):345 ※アップロック
- カーボン含有率(%):99.6
磯場のガシリングにおすすめのハードロックフィッシュロッドについてはこちらのパージで詳しく紹介しています。
ガシリングリール
リールはロッドのスペックに適応できるものを使用します。
穴釣りのガシリングにおすすめのリール
リールには「ベイトリール」と「スピニングリール」の2つのタイプがあり、それぞれの特徴は次のようになります。
ベイトリールの特徴
- スプール(ラインを巻いておく部品)自体が回転してラインを巻き取ります。
- 数種類のギアを組み合わせてハンドルを回す力を効率よく伝達できることやロッドの向きと糸の巻取り方向が同じことから、スピニングリールと比べて巻き上げ力が強いです。
- スピニングリールほどではありませんがほとんどのベイトリールはキャスティングができる設計になっているので、少し離れたポイントに仕掛けを投げ込むことも可能です。
スピニングリールの特徴
- 軽い仕掛けやルアーでも比較的簡単に投げることができることとベイトリールに比べると取り扱いが簡単で初心者の人でも扱いやすいことです。
- ベイトリールがスプールとロッドと同方向でラインを巻き取るのに対して、スピニングリールはスプールがロッドの方向と直角で、ローターと呼ばれる部品でラインを巻き取リます。
そのため、ラインが撚れてしまうことやパワーロスが多いなどのデメリットがあります。
穴釣りは「ベイトリール」「スピニングリール」のどちらでも使用することができます。
穴釣りリールの種類にはあまりこだわらなくてもいいのですが、釣りをしていてトラブルを数を少なくするためには釣り場の状況やターゲットの大きさなどの条件に合ったリールを選ぶことが大切のようです。
穴釣りのリールについてはこちらのページを御覧ください。
漁港や堤防・磯場のガシリングにおすすめのリールについてはこちらのページを御覧ください。
ガシリングライン
海釣りで使用する主なラインの種類は「ナイロンライン」「フロロカーボンライン」「PEライン」の3種類です。
- ナイロンラインは、最もポピュラーな釣り糸で比較的に価格も安いラインです。
ナイロンラインの特性は、しなやかで伸びやすいことなどが挙げられます。 - フロロカーボンラインは、ポリフッ化ビニリデンという素材で作られているラインです。
フロロカーボンラインの特性は、伸びが少ないことや比重が高い、耐摩耗性に優れているというが挙げられます。 - PE ラインは、ポリエチレン素材で作られた数本の繊維を編み込んで作られているラインです。
PEラインの特性は、ほとんど伸びないことや強度が高いということが挙げられます。
ガシリングににおすすめのラインについてはこちらのページで詳しく紹介していますのでご覧になってください。
ガシリングにはフロロカーボンラインまたはPEラインとフロロカーボンラインのラインシステム(メインラインとショックリーダーの組み合わせ)がおすすめです。
ガシリングの仕掛け
ガシリングの仕掛けは、
- ジグ単(ジグヘッドリグ)
- ブラクリ
- 遠投用リグ(スプリットショットリグ・ダウンショットリグ・テキサスリグ)
- メタルジグ
などがあります。それぞれの仕掛けと特徴について解説していきましょう。
ジグ単(ジグヘッドリグ)
ガシリングでもっともよく使用される仕掛けがジグ単(ジグヘッドリグ)です。
ジグ単は穴釣りの仕掛けとしても有効ですが、軽くキャストして仕掛けを引きながら誘いをかける横方向のガシリングに効果的な仕掛けと言えます。
ジグ単は、ジグヘッドとワームを組み合わせたルアーで、シンプルながらアピール力抜群のリグです。
ジグヘッド
ジグヘッドは、シンカー(オモリ)とフック(釣り針)が一体になっているものです。
シンカー形は丸型やと矢じり型のものがあり、丸型ジグヘッドは左右が対称で水中で安定した動きをするジグヘッドです。
一方、矢じり型ジグヘッドは、先端が三角にとがった形で水の抵抗を受けにくいため、浮き上がりにくく一定のレンジ(水深)をキープしやすい特徴があります。
また、ロッド操作でピッ、ピッっと左右に動かすダートアクションに向いているジグヘッドです。
ガシリングにおすすめのジグヘッド
Goture ジグヘッド セット ワーム フック 5g 50個~
おおよその価格:1,799円~
【高品質な材質】高品質な鉛を採用しているので安定性が強くて耐食性に優れています。
【安定した動き】丸型ジグヘッドは左右対称の形をしているため、水中で安定した動きをする。感度も非常に良いのでアタリが取りやすいです。
【ビックアイ】アングラーのカスタム用に設置されたビックアイは寒い日や夜でもラインを通しやすいです。
【仕様】材質:鉛 重さ:1g/1.5g/2g/3.5g/4g/10g/20g
【品質保証】1年間の保証を提供しています。万が一品質に問題がございましたら、返品・交換についてはいつでもお気兼ねなくご連絡ください。弊社は迅速に無償交換あるいは全額払い戻しいたします。
ワーム
ワームは、柔らかい合成樹脂やゴム素材で作られていて、海釣りで使うワームはベイトフィッシュ(エサになる小魚)やエビ、海中に住む虫などに似せて作られているものが多いです。
ワームにはいろいろな形をしたものがありますが、その形状によって泳ぎ方が違い、さまざまなアクションでターゲットにアピールします。
ガシリングにおすすめのワーム
エコギア ワーム カサゴ職人 バグアンツ 2インチ
おおよその価格:361円~
- サイズ:2インチ
- 全長:60mm
- 入数:6本
- 数あるエコギアのソフトルアーの中から、カサゴに実績の高い3アイテムをピックアップ。
カラーも、全国各地のエキスパートたちが厳選したカサゴに威力のあるものだけを揃えました。
さらに上から落ちてくるものに反応するカサゴの習性に合わせて、一部のカラーにフローティングマテリアルを採用。
よりスローなフォールを可能にし、ボトムでは立ち上がるような魅惑的な姿勢で、カサゴに強くアピールできます。
ガシリングのジグヘッドとワームについてはこちらを参考にしてください。
ブラクリ
ジグ単が横方向の横方向のガシリングに効果的なのに対してブラクリは穴釣りや足元に近い障害物周りを攻める縦方向のガシリングに適している仕掛けと言えます。
ブラクリは、円錐形や楕円形などの形をしたオモリと釣り針がセットになって入るものが一般的で、仕掛けの色は根魚が好むと言われている赤系統の色が多く、ビーズなどの飾りがついたものもあります。
ガシリングにおすすめのブラクリ
ささめ針 ブラクリ
おおよその価格:234円~
- ブラクリ:1~4号
- 鈎:丸セイゴ(赤)
- パーツ:夜光玉
- 小さな穴にも出し入れしやすい、菱形オモリで奥まで進入。
アイナメ、カサゴなどに。
オーナー テトラ玉
おおよその価格:335円~
レッド
ブラクリはとても単純な仕掛けなので自分で作ることもできます。
遠投用リグ(スプリットショットリグ・ダウンショットリグ・テキサスリグ)
足元から離れた遠いポイントを探るためには仕掛けを遠投しなければなりませんが、ガシリングで使用するジグ単やブラクリではキャストする距離が限られてしまいます。
そんなときに利用するのが遠投に適したオモリとフックを組み合わせた遠投用リグです。
ガシリングのための遠投用リグとしては、
- スプリットショットリグ
- ダウンショットリグ
- テキサスリグ
- メタルジグ
などがあり、メタルジグ以外のリグはそれぞれオモリとフックの位置が違うことでワームも違う動き方でターゲットにアピールします。
スプリットショットリグ
スプリットショットリグは、軽量ジグ単の手前にシンカーを取り付けるシンプルな仕掛けて、ジグ単だけでは届かないポイントに遠投してしかも自然な動きでアピールできるリグです。
テキサスリグ
テキサスリグの構成は、
- シリコンストッパーを通す(なくてもOK)
- バレットシンカーを通す
- ビーズを通す(なくてもOK)
- オフセットフックを結ぶ
- フックにワームを付ける
と至ってシンプルな仕掛けで、単にバレットシンカーとオフセットフックだけを組み合わせたものを使うこともあります。
ダウンショットリグ
ダウンショットリグは、フックの下にリーダーラインを20cm程度伸ばして、一番下にシンカー(オモリ)をつけた仕掛けのことです。
根がかりしにくいという特徴があり、ガシリングで威力を発揮します。
ガシリングの遠投用リグについてはこちらで詳しく解説していますのでご覧になってください。
メタルジグ
メタルジグは、素材が金属で主にベイト(エサになる小魚)に似せて作られているルアーです。
ガシリングにおすすめのメタルジグについてはこちらのページを参考にしてください。
比重が大きいため遠投性に優れているルアーで、メタルジグを使って大型魚を狙う「ショアジギング」と呼ばれるルアーフィッシングが人気になっています。
ガシリングの釣り方
ガシリングの釣り方は、
- 穴釣り
- テクトロ
- キャスティング
の3つあります。
それぞれの釣り方について解説していきましょう。
穴釣り
穴釣りとは、テトラポッドや岩の隙間などに仕掛けを落として魚を狙う釣り方です。
穴釣のポイントは狭い穴の中になるので、「根がかりに注意する」ことと「魚が食いついたら間髪を入れずに引き上げる」ことです。
穴釣りのポイントはテトラポッドなど危険なところもあるので注意が必要です。
穴釣りの釣り方についてはこちらのページを御覧ください。
穴釣りでよく釣れる魚と釣り方!釣れると嬉しい魚とそうでない魚も紹介 ➡ 穴釣りの釣り方
テクトロ
テクトロとは、「歩きながらトローリングをする」ということで、岸壁や岸壁に近くの障害物周りに仕掛けを落としたまま、歩きながら誘いをかけて探る釣り方です。
漁港や堤防の壁際や足元を狙うガシリングに有効で、堤防の継ぎ目や亀裂が入っているところ、海底付近がえぐれているようなところが狙い目のポイントになります。
釣り人が少ない釣り場や長く続いている突堤などで試してみてください。
キャスティング
キャスティングとは、仕掛けを遠投して広範囲のポイントを探る釣り方で、遠投用リグを使用するのが一般的です。
基本的な釣り方は、仕掛けをキャストしたらボトム(海底)まで沈め、ロッドとリールを操作して仕掛けを少し浮かせます。
あとは、浮かせた仕掛けが浮きすぎないようゆっくりとリールを巻いて仕掛けを引きます。
カサゴはボトム海底で上を見ながらエサが近づいてくるのを待っているので、ボトムからあまり話さないで仕掛けを引くことが釣果を上げるコツです。
キャスティングについてはこちらを参考にしてください。
ロックフィッシュ釣りを楽しもう!人気根魚の釣り方を解りやすく解説します ➡ ロックフィッシュの釣り方(基本)
ガシリングにおすすめのメバリングの釣り方についてはこちらを御覧ください。
メバリングの釣り方!初心者でもできるルアーでメバルを釣る方法を徹底解説 ➡ メバリング釣り方
ガシリングのポイント
ここからはガシリングでカサゴが釣れやすいポイントについて紹介しましょう。
ガシリングではカサゴだけでなくいろいろなロックフィッシュを狙うことができます。
ロックフィッシュを狙うガシリングのポイントは、
- 海藻が生い茂っている岩礁地帯
- 岩礁地帯で起伏の変化が激しい場所
- ゴロタ石が多くある場所
- 岩や大きな石、ブロックなどの沈み根がある場所
- テトラポッドやブロックなどの際や隙間
- 堤防周りでベイトがよく集る場所
などが考えられます。
レンジ
攻めるレンジで釣れやすい魚が違っていて、
- カサゴやソイ、ハタは、ボトム付近(低層)を狙うのが基本
- メバルやアイナメは、ボトムから中層付近までが狙える
- メバルの活性が高いときには表層まで浮上してエサを捕食するので、メバリングのナイトゲームでは表層が狙うタナになることもある
のように、狙うレンジで釣れやすい魚が違うというこおぼえておきましょう。
ガシリングのポイントは根がかりしやすい場所が多いので、注意が必要です。
また、ガシリングで釣果を上げるためには、仕掛けやラインが傷んでいないか頻繁にチェックするのも大事なことになります。
まとめ
ここまで、ガシリングを楽しむためのタックルや仕掛けの紹介と釣り方を解説しました。
ガシリングはカサゴを狙うルアーフィシイングのことですが、ターゲットはカサゴだけでなくさまざまなロックフィッシュを狙うことができます。
ガシリングの釣り方には、穴釣り・テクトロ・キャスティングなどがありそれぞれの釣り方によって使用するタックルや仕掛けが違います。
カサゴは比較的簡単に釣れやすい魚ですので、ガシリング初心者の人でも手軽に楽しむことができます。
ぜひガシリングを楽しんでください。
お手軽な穴釣りがおすすめです。
ロックフィッシュ釣りについてはこちらのページでも紹介していますのでご覧になってください。
1件のコメントがあります
Comments are closed.