サビキ釣りで良く釣れる時期を徹底解説!数狙いと大物狙いのベストシーズンとは?
初心者でも手軽に楽しめるサビキ釣り。
サビキ釣りは家族連れからベテラン釣り師まで大勢の人に人気の釣りです。
しかし、サビキ釣りをすればいつでも魚が釣れるということではありません。
サビキ釣りで釣果を得るには、釣れる時期や時間帯について知っておくことが大事です。
ここでは、サビキ釣りで良く釣れる時期や時間帯について詳しく解説していきます。
ぜひサビキ釣りをするときの参考にしてください。
目 次
サビキ釣りでよく釣れる時期は春から秋
サビキ釣りで釣れる魚はいろいろいますが、中でも人気ターゲットはアジ、サバ、イワシの小型の回遊魚です。
特に食べると美味しいアジは人気が高く、サビキ釣りと言ったらアジ狙いと言っても言い過ぎではないでしょう。
夏は数釣りが楽しめる
海釣り公園や漁港の堤防でアジやサバ、イワシが釣れ始めるのは3月から4月にかけてです。
しかし、このころ回遊してくるのはイワシだけだったりとか小さなサバの群れだけ、小アジの群れだけと魚種や群れの大きさにまちまちでなかなか大きな釣果に繋がりません。
アジやサバ、イワシがよく釣れるのは6月の初めころから11月頃までで、特に6月から8月の夏のシーズンは型は小さいですが数釣りが楽しめるシーズンになります。
春と秋は良型のアジが狙える
アジの産卵時期は西日本で1月~5月、東日本では4月~6月ころと言われていています。
魚が産卵のために浅場に寄ってくることを「乗っ込み」と言いますが、アジの乗っ込みは4月から5月にかけての春が最盛期です。
春のサビキ釣りでは、乗っ込みで岸辺に近づいてくる産卵前の良型アジを狙うことができます。
また、夏から秋にかけては成長したアジをよく釣れるようになりますが、30cmオーバーの良型のアジを狙うのは晩秋から初冬にかけてがいいでしょう。
冬は釣れない?
アジの群れの中には、冬場になると沖のふかばに移動する群れと比較的浅場に留まって越冬する群れがあるようです。
大半のアジは前者で沖の深場に移動して冬を越しますが、ごく少数のアジは堤防周りに留まって、群れをなして餌を探しながら回遊するものいます。
12月から2月の冬の時期のサビキ釣りは浅場に留まって堤防周りを回遊しているアジを狙うことで釣りを楽しむことはできますが、この時期ほぼ釣果が期待できないので冬はサビキ釣りのオフシーズンと行っても良いかも知れません。
サビキ釣りで釣れやすい時間帯
ほかの釣り方同様、サビキ釣りで魚が釣れやすい時間帯は「時合」と呼ばれるもので、マズメの時間帯や潮の流れが良い時間帯、天候などの条件があります。
マズメの時間帯
マズメには朝マズメと夕マズメの2つがあります。
朝マズメ
朝マズメとは、夜が明けてきて辺りがうっすらと明るくなる頃から、日が昇って完全に明るくまでの時間帯のことです。
この時間帯になると植物プランクトンが光合成をするために水面付近に集まります。
すると、この植物プランクトンを食べるエビやベイト(餌になる小魚)の活動も活発になります。
また、エビやベイトを捕食する大型魚の捕食活動も活発になり、海中の食物連鎖が活発化する時間帯です。
夕マズメ
夕マズメは朝マズメと真逆で、日没前後から日が落ちて暗くなるまでの時間帯を言います。
夕マズメの時間帯には、夜行性の動物プランクトンの活動が活発になります。
そして朝マズメと同じく、エビやベイトの活動が活発になり、それを捕食する大型魚の活動も活発になるということです。
朝マズメと夕マズメの時間帯は魚の捕食活動が活発になるため、サビキ釣りで釣れやすい時間帯とになります。
マズメとは、朝や夕方の薄暗い時間のことです。太陽が上がり始めたころや沈みかけたころは、魚の活性が高くなるため釣りやすいです。特に暑さ厳しい夏は、涼しいマズメの時間に釣行してみるのがおすすめです。
潮がよく動く時間帯
潮の干満を潮汐とも言いますが、干潮から満潮の間や満潮から干潮の間は潮が動い(流れ)ていることになります。
この潮が動いている時間帯は魚が餌を捕食するために活発に行動する時間帯です。
特に潮がよく動く時間帯は、干潮から満潮に向けて潮が動き出して約2時間後の「上げ3分」と満潮から干潮に向けて潮が動き出してから約2時間後の「下げ7分」と呼ばれる時間帯は魚が釣れやすいと言われています。
時合(魚がよく釣れる時間帯)についてはコチラのページで詳しく解説していますのでご覧になってください。
サビキ釣りのメインターゲットはアジ
サビキ釣りのメインターゲットはアジですが、アジのほかにもいろいろな魚を狙うことができます。
小型の回遊魚は人気ターゲットの御三家
サビキ釣りの人気ターゲットの御三家と言えば、
- アジ
- サバ
- イワシ
でお決まりですが、ランキング1位はなんといってもアジでしょう。
アジが人気の理由は、釣れやすく手軽に釣ることができることやシーズンによっては数釣り、良型狙いと楽しみかたのバリエションが豊富なことがあげられます。
また、スーパーなどでも売られている馴染みの深い魚で、食べると美味しいということも人気の理由の1つと言えるでしょう。
もちろん、サバやイワシを狙うサビキ釣りを楽しむ人もたくさんいます。
サビキ釣りで狙うカサゴやメバル
サビキ釣りではアジやサバ、イワシのほかにもカサゴやメバルなどの根魚も狙うことができます。
カサゴやメバルなど根魚と呼ばれる魚は、岩礁地帯の岩の隙間や堤防周りに設置してあるテトラポッドやブロックの隙間などに潜んでいることが多いため、根魚を狙うサビキ釣りでは仕掛けを海底付近まで沈めることが大事です。
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まとめ
ここまでサビキ釣りでよく釣れる時期について詳しく紹介しました。
サビキ釣りでアジがよく釣れる時期は6月~11月ころで、6月~8月の夏の時期は10cm程度の豆アジの数狙いができます。
また、4月~5月の春と9月~11月の秋の時期には20cm程度のアジを釣ることができます。
特に9月~10月は数釣りが楽しめるともに良型のアジも狙えるアジのベストシーズンとも言えます。
11月を過ぎると沖の深場へ移動するアジが多くなるので数釣りは期待できませんが、30cmを超える良型のアジが釣れることがあります。
初心者の人や子供連れの釣りには6月~10月のアジが釣れやすいシーズンがおすすめです。
ぜひ、サビキ釣りを楽しんでください。
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