【堤防サビキ釣り】サビキ仕掛けでアジ釣りを楽しむためのマニュアル!

これから海釣りデビューしたいと考えている人は、安全に釣りを楽しめる堤防釣りから始めるといいでしょう。
なかでもおすすめなのは「堤防サビキ釣り」で、家族釣れからベテランまで多くの釣人に人気の釣りです。

ここでは、釣りをするのが初めての人でも楽しめるよう堤防サビキ釣りでアジ釣りを楽しむためのマニュアルを紹介します。

これを読んで海釣りデビューを実現してください。

堤防サビキ釣りはこんな釣り!

※この動画を見ると「堤防サビキ釣りの基本的な釣り方」について分かります。

堤防釣り

堤防には、漁港などの湾内を外海の大波から守る防波堤と、船が港に出入りするときに波の影響を受けにくくするための沖堤防があります。沖堤防は、船で渡るしかないので、なかなか釣りをすることは出来ませんが、港を守るための突堤などの防波堤は、簡単に行き来することができるので、人気の釣り場になっています。

堤防は外洋に面していることが多く、そのような場所は潮の流れが良く、アジやイワシなど小型の魚が良く回遊してきます。また堤防の周りは、堤防自体を波から守るためテトラポッドなどの消波ブロックやゴロタ石などが設置されていて、これらの場所には小魚が隠れやすい隙間がたくさんあるので、カサゴやメバルなどの根魚も多く居着いています。

堤防サビキ釣りとは

サビキ仕掛け 擬餌針

前述のとおり堤防の周りには、たくさんの魚が居着いていたり、回遊してきたりします。そんな中で堤防サビキ釣りは、比較的小型の魚を数多く狙う釣り方になります。

サビキ釣りとは、エサをつける釣り針ではなく、コマセ(寄せエサ)を使って魚を集めて、エビなどに似せた飾りがついた擬餌針を魚に喰わせる釣りです。

堤防サビキ釣りでよく釣れる魚

アジの群れ

堤防サビキ釣りでよく釣れる魚は、

  • アジ
  • イワシ
  • サバ

の小型の青物の回遊魚です。

アジ

堤防釣りアジ

アジは、堤防サビキ釣りで最もよく釣れる魚で、食べると美味しいことから人気も高いターゲットです

アジを狙える時期は6~11月頃で、この時期の堤防はベテランや家族釣れなど大勢の釣り人で賑わいます。

イワシ

イワシ

イワシは、アジとともに堤防サビキ釣りでは人気の高い魚です。
イワシには多くの種類がいて、堤防サビキ釣りで釣れるのは、

  • カタクチイワシ
  • マイワシ
  • ウルメイワシ

の3種類で、最もよく釣れるのはカタクチイワシ

堤防サビキ釣りでイワシが狙える時期は、4月頃から秋頃になります。

サバ

サバ

サバは、小型のものでも引きが強いことでよく知られている青物です。
サビキ仕掛けに複数のサバが掛かると、それぞれが激しく泳ぎ回るため、仕掛けのエダスがグチャグチャになってしまうこともあります。

堤防サビキ釣りでサバが釣れるのは、4~12月ころまでですが、9~10月の時期がサバ釣りのトップシーズンになります。

堤防サビキ釣りで使う竿とリール

サビキ釣りで使用する竿

宇崎日新 磯竿 プロステージ ナンバーイソ 1.5号-4.5m 釣り竿 海釣り NISSIN Made in Japan

堤防や波止などでのサビキ釣りに使用する竿は、サビキ竿や堤防竿、磯竿、ちょい投げ竿の万能タイプのものが一般的です。サビキ釣り用の竿を選ぶときには、長さと号数を考慮して選びます。

堤防サビキ釣りの竿の長さは、短めのものならば2~3m程度、磯竿の場合は3~5m前後のものが良いでしょう。防波堤などで足元に落とし込むサビキ釣りでは、短めの竿の方が扱いやすく、高さのある堤防などでは投げの竿のような長い竿のほうが釣りをしやすくなります。

磯竿などの号数は、元々適合するハリスの号数を表していましたが、現在では竿の硬さの目安になっています。号数の数字が上がるほど竿先が固いことを表していて、アジやイワシなど口が弱い魚を狙う場合は、魚が釣れたときに口が切れないよう、穂先の柔らかい竿がおすすめです。

また、堤防から遠投してサビキ釣りをする場合は、遠投モデルや投げ竿の15~25号程度のものが良いでしょう。投げ竿の号数は、その竿に最適なオモリの重さを表しているので、使用するオモリによって竿を選ぶようになります。

サビキ釣りのリール

サビキ釣りタックル

堤防サビキ釣りのリールは、竿の仕様に合ったものを使用しますが、一般的には2500~3000番程度のスピニングリールを使用します。

サビキ釣りのタックル(竿、リール、道糸)については、こちらのページで詳しく説明していますので、参考にしてください。

堤防サビキ釣りの仕掛け

ここからは、堤防サビキ釣りで使う仕掛けについて解説します。

サビキ釣りの仕掛け

プロマリン(PRO MARINE)☆ピンクサビキ 3枚組 7号

サビキ釣りの仕掛けには、魚をかけるための擬餌針が複数ついていて、市販されている仕掛けは3~8程度のものが一般的です。ハリの大きさや付いている飾りもさまざまで、狙うターゲットや釣り場の状況などによって選びます。

いろいろなサビキ仕掛けが市販されているので、自分に合ったものを選んで使うのが良いでしょう。また、サビキ釣りに慣れてきたら、市販の仕掛けをアレンジしたり、自分で仕掛けを作ることも楽しみになってきます。

サビキ釣りの釣り方も簡単で、仕掛けをセットしてカゴにコマセを詰めポイントに投入したら、コマセがカゴから流れ出るよう竿を2~3回上下に振って

、後は魚が擬餌針に食いつくのを待つだけです。

このように、サビキ釣りは初心者の人でも簡単に魚を釣ることが出来る釣りです。

サビキ釣り仕掛けイラスト

コマセを入れるカゴは、ハリの上に付いている上付きタイプとハリの下に付いている下付きタイプがあるので、扱いやすいなど好みによって選びましょう。コマセには、魚がエサにしているアミエビなど使い、コマセカゴに詰めてハリと一緒に投入します。

堤防サビキ釣りの釣り方

この動画では、サビキ仕掛けの付け方から、コマセの詰め方、仕掛けの投入、サビキ方、取り込みまでを実釣で解説しています。

サビキ釣りの釣り方と釣果を上げるための4つの要点についてはこちらのページで詳しく解説していますので参考にして下さい。

サビキ釣りの餌

サビキカゴとコマセ

サビキ釣りの餌とは、魚を寄せ集めるためのコマセのことで、手を汚さずにカゴに詰めることができるタイプや冷凍ブロックなど、いろいろなタイプのものが市販されています。

冷凍ブロック

冷凍 アミエビ

冷凍ブロックは、アミエビをブロック状に冷凍したもので、ほとんどの釣具店で手に入れることが出来ます。冷凍ブロックの解凍は、自然解凍がおすすめですが、急いで解凍したいときは海水を少し加えて解凍します。

配合餌

アミエビECOバケツ アジMAX配合

配合餌は、アミエビやほかのエサと混ぜて使用するタイプのエサです。集魚力をアップするための成分や光るものが配合されているものもあり、コマセがまとまりやすくなって、カゴに詰める作業が楽になるメリットもあります。

常温たタイプ

サビキ釣り用エサ 練り餌 常温保存OK

常温タイプの餌は、常温で保存することができるサビキ釣り用の餌です。冷凍ブロックに比べると解凍するという余計な手間を省くことができます。またチューブタイプのものは、手を汚さずにカゴに詰めることが出来るので便利です。冷凍ブロックが無くなったときの予備として持っているのも良いでしょう。

おすすめのサビキ釣りの餌

ここからは、堤防サビキ釣りで釣果があがるコマセ餌を紹介しましょう。

配合餌

マルキュー アジジャンボ

マルキュー アジジャンボ

マルキュー アジパワー

マルキュー アジパワー

  • 内容量:500g
  • 光る素材“キララ”が強力集魚! 夜釣りにも好適
  • アジ釣り専用の配合エサ。
  • コマセがまとまりカゴに詰めやすくなります。
  • 船釣り、磯釣り、ビシ釣り、サビキ釣りなどコマセを使用する釣り全てに対応。
  • アミノ酸添加で集魚力もアップ、さらに光る素材“キララ”の効果で夜釣りにも好適です。

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常温タイプ

マルキュー アミ姫

マルキュー アミ姫

  • 内容量(g):600g《マルキュー 配合エサ》
  • キャップを開けて絞り出すだけで使えるサビキ釣り用配合エサ。
  • フルーツ系の香りで、アミエビのにおいが苦手な人も安心して使えます。
  • 粒のしっかり残ったアミエビが漂ってアピールし、魚の群れを足止めする効果も期待できます。

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マルキュー ハイパワーアミエビ

マルキュー ハイパワーアミエビ

  • 内容量:600g
  • 濃縮エキスの力で強力集魚!
  • 三段仕込みの濃縮アミエビエキスを配合したサビキ釣り用配合エサ。
  • 抜群の集魚効果でポイントに足止めさせる働きをします。
  • 絞り出しタイプなのでエサ入れ時に手が汚れにくく安心。
  • 凍せずにそのまま使える常温製品です。

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浜市 片手でにぎってあみ注入 常温製品 ウエットタイプ 800g

浜市 片手でにぎってあみ注入 常温製品 ウエットタイプ 800g

  • 内容量:800g
  • サビキ用のアミかごにダイレクトでエサを注入できるフィルム充填タイプのアミエビ加工品。
  • 適度なペースト性状で、臭気と濁りが魚を引き寄せます。

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ダイワ サビキ天国 ルンルン

ダイワ サビキ天国 ルンルン

  • サビキ専用
  • 家族揃ってルンルンフィッシング
  • 容器からそのまましぼり出してアミカゴに入れられ、手が汚れにくい、サビキ専用の集魚エサ。

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以上、堤防サビキ釣りの餌を紹介しました。
これらの餌は、堤防サビキ釣りでは定番ですのでぜひ使ってみて下さい。

堤防サビキ釣りのポイント

村上市桑川漁港

堤防サビキ釣りで狙い目のポイントは、

  • 潮通しの良い場所
    突堤の先端や防波堤の角などは、潮通しがよくプランクトンなども多く、魚があ集まりやすい場所なので、堤防サビキ釣りの好ポイントになります。
  • 夜釣りの常夜灯周り
    夜の防波堤では、常夜灯など照明設備の周りが堤防サビキ釣りの狙い目になります。魚のエサになるプランクトンなどは、明るいところに集まりやすいため、アジやイワシの魚もエサを求めて明るいところに集まってきます。なので夜は常夜灯の周りが好ポイントになります。
  • 障害物の周り
    海底が岩礁地帯になっているところやブロックなどの障害物があるところは、小魚の隠れる場所が多く、カサゴやメバルなどの根魚がたくさん住みついています。また、アジやサバなども回遊してくることが多いので、海底の障害物周りは堤防サビキ釣りの好ポイントになります。
  • その他
    他にも係留されている船の影や係留ロープの下など、海中で変化がある場所には魚が隠れていることがあるので、それらの付近も堤防サビキ釣りのポイントなので探って見る価値があります。

堤防周りではこれらの場所が、サビキ釣りで魚が釣れやすいポイントになります。

堤防サビキ釣りで大型魚が釣れる?

泳がせ釣りブリ

堤防サビキ釣りでは、アジやイワシなど小型の回遊魚をエサにするブリなどの大型の回遊魚やヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュも釣れることがあります。

これは、サビキ仕掛けにかかったアジやイワシにブリやヒラメなどの大型魚が食いつくからです。
しかし、一般的に堤防サビキ釣りでは、小型の仕掛けを使用していることが多く、大型魚がかかっても仕掛けが切れてバラしてしまうことがほとんどです。

サビキ釣りで大型魚を狙いたいときは、大型魚用のサビキ仕掛けを使用して、アジやイワシがかかったらそのまま深いところまで落として大型魚を狙う落とし込み釣りという釣り方もあります

その他にも泳がせ釣りと呼ばれる堤防で大型魚を狙う釣り方があります。泳がせ釣りは、サビキ釣りなどで釣ったアジに針を付けて泳がせて大型魚を釣る方法です

泳がせ釣りについてはこちらで詳しく紹介しています。

まとめ

ここまで、堤防サビキ釣りでアジ釣りを楽しむためのマニュアルを紹介しました。

堤防サビキ釣りに必要な竿やリール、仕掛けについての説明とおすすめの仕掛けとエサを紹介と堤防サビキ釣りの釣り方のポイント、釣り場のポイントについても解説しています。

冒頭でも紹介しましたが、堤防はさまざまな魚種の数釣りを狙えることで多くの釣人に人気の釣り場です。

また、堤防サビキ釣りは、釣りが初めての人でも簡単に楽しむことができ、魚が釣れやすい釣り方なので、気軽に始めてみましょう。

恵比寿様こちらでは、堤防サビキ釣りのほかの堤防釣りについても紹介していますので、ぜひ読んでみてください。