タイラバ 船|【初心者向け】釣り方の解説とおすすめのタックル紹介!
今、沖釣りで人気になっている釣りがタイラバと呼ばれる釣です。
タイラバはマダイ釣りの漁師が使っていた漁具が進化したものだそうで、今ではマダイ狙いの釣りに欠かせないルアー釣りです。
ここでは、タイラバ初心者の人のために船でマダイを狙うタイラバの釣り方の解説とおすすめのタックルを紹介します。
ぜひ、人気のタイラバに挑戦して楽しんで下さい。
目 次
タイラバ 船のタックル
タイラバ 船は、海底から一定のレンジ(深さ)まで巻き上げてマダイを誘うことを繰り返す釣りなので、頻繁に仕掛けを上下させることになります。
そのため、使用するタックルは巻き上げ力の強いベイトタックルが一般的ですが、スピニングタックルでも問題はありません。
また、シーバスのタックルやライトジギング用のタックルを流用することも可能ですが、思いがけない大物が釣れることも想定してある程度パワーに余裕のあるタックルがおすすめです。
タイラバ 船の基本タックル
タイラバ 船の基本タックルは、
- 竿:タイラバ専用ロッド 1.9~2.2m
- リール:小型両軸リールまたは電動リール(PEライン1.0号が200m以上巻けるもの)
- メインライン:PEライン0.8~1.0号 200m以上
- ショックリーダーライン:フロロカーボンライン3~4号 3m程度
- タイラバ:遊動式タイラバ60~100g
のようになります。
おすすめのタイラバタックル
ここからはおすすめのタイラバタックルを紹介しておきましょう。
タイラバ専用ロッドロッドおすすめはこちら
シマノ ベイトロッド 炎月 BB 鯛ラバ B69MH-S 6.9フィート
おおよその価格:12,275円~
- 長さ:6.9feet
- 適合ルアーウエイト(g):45-200
- 適合ライン(PE/号):MAX1.5
- 釣種:鯛ラバ
- 対象魚:マダイ
- 継数(本):2
- 仕舞寸法(cm):157.9
- 自重(g):115
- アクション:ミディアムヘビー
- ロッドタイプ:ベイト
ダイワタイラバロッド ベイト 紅牙X 69HB
おおよその価格:11,550円~
- ロッド(釣り竿)タイプ:タイラバロッド ベイト
- 使用可能な釣り方:タイラバ(鯛ラバ)
- 主なターゲット:マダイ(真鯛)
- 全長(cm):206 / 仕舞(cm):109
- 継数(本):2
- 標準自重(g):123
- 先径(mm):0.8(0.9) / 元径(mm):9.3(10.9)
- 適合ライン(PE):0.6-1.2
- 適合ルアー(g):40-100
- カーボン含有率(%):86
タイラバリールおすすめはこちら
シマノ(SHIMANO) ベイトリール タイラバ 両軸 炎月BB
おおよその価格:11,550円~
- ギア比:7.2
- 最大ドラグ力(kg):5.5
- 自重(g):185
- 糸巻量 PE(号-m):1-200
- 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):77
- スプール寸法(径/幅)(mm):34/22
- ハンドル長(mm):51
- ベアリング数(S A-RB/ローラー):4/1
- 高剛性かつ軽量! 幅広く使える鯛ラバリールにハイギアモデル登場。
ダイワ リール 紅牙 X IC
おおよその価格:10,780円~
- 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転): 54
- ギア比: 4.9
- 自重(g): 240
- 最大ドラグ力(kg): 5
- ハンドルタイプ:ダブル/ 長さ(mm): 100
- ハンドルノブ: EVA
- 標準巻糸量 PE(号-m): 1-200、0.8-300
- スプール径(mm): 35
- ベアリング (ボール/ローラー): 5/1
タイラバラインシステム(メインライン&リーダーライン)おすすめはこちら
メインライン
デュエル ハードコア PEライン HARDCORE X4 0.4号~4.0号 マーキングシステム/10m×5色
おおよその価格:1,298円~
- 素材:PE全長:200m/1.0号
- 標準直線強力: 8kg
- 10m×5色マーキングシステム
- 糸径:0.171mm
- サイズシール2枚付き
シマノ PEライン タナトル4 200m
おおよその価格:1,178円~
- 主な釣り方:ジギング ライトジギング タイラバ テンヤ メタルスッテ サビキ
- 長さ:200m/号数:1.0号
- 色: マルチ
リーダーショックライン
シマノ ショックリーダー 炎月 真鯛 EX フロロカーボン 2.5号~6.0号 30m
おおよその価格:868円~
- 素材:フロロカーボン/全長:30m/3.0号
- クリアー
- 平均強力(lb.):12.0
- 高分子フロロカーボン:強度に優れた高分子フロロカーボン採用!
ダイワ ショックリーダー 紅牙 EX タイプF フロロカーボン 35m 3号
おおよその価格:1,310円~
- 素材:フロロカーボン/全長:35m/12lb
- ステルスピンク
- 参考号数:3
- ズレや魚の歯に強いフロロカーボン100%ライン。
吸水性がほとんどなく、耐久性に優れる。
伸びが少ないため、ルアーアクションが出やすく、アタリもダイレクトに手元に伝わる。
メインラインとショックリーダーの結び方はこちらのページで詳しく紹介していますので参考にして下さい。
タイラバ(ルアー)おすすめはこちら
シマノ メタルジグ タイラバ 炎月 タイガーバクバク
おおよその価格:937円~
- サイズ(g):60~200
- 対応魚種:マダイ
- 使いやすさを追求した遊動式タイラバです。
炎月の初代鯛ラバ”満月TG”を参考に、素材を鉛に変更しました。
両サイドのフラット面はそのままにしています。
シェイプを細く絞りこむことで、安定した泳ぎを実現しました。
独自の遊動用スルスルパーツはネクタイ交換が簡単に行えます。
メジャークラフト タイラバ タイノミ60g~160g
おおよその価格:524円~
- TM-100/#5 GOLD/ORANGE
- カラー:#05
- 重量:100g
- ショートバイトも乗せてしまう絶妙のネクタイとフックの速掛けセッティングに、落下姿勢が安定して素早くフォールの低重心ヘッド。
極力ラバースカートを抑えてタイ(ネクタイ)のみで勝負の低活性対策仕様。
ショートバイトも乗せてしまう絶妙のネクタイとフックの速掛けセッティングに、落下姿勢が安定して素早くフォールの低重心ヘッド。
マルシン漁具 ハイドラ GSKスライド 60g 遊動式鯛ラバ
おおよその価格:598円~
- GSKスライド 60g (タイラバ 鯛ラバ)
- 規格:60g
- バランスのとれた泳ぎを実現する鉛には、ケイムラをどぶ漬けしました。
また、ライン保護用のステンパイプを通しているので耐久性も抜群です。
タイラバについて
タイラバとはタイカブラとも呼ばれる釣具で、マダイ専用のために特化したルアーの総称です。
一般的にはタイラバを使った釣り自体のことを言うこともあります。
タイラバとは
タイラバは、オモリになるヘッドの下にタイを誘うための複数のラバーと専用のフックが付いている簡単な仕掛けです。
もともとはヘッド(オモリ)とフックだけのカブラと呼ばれる漁具に海藻をつけたのが始まりだそうで、それが進化して今では海藻の代わりにゴムやビニールをつけるようになったようです。
タイラバは船釣りが一般的ですが、堤防や磯場など陸からでも楽しむことができます。
また、タイラバはマダイ専用の漁具とはなっていますが、タイの他にも根魚や青物などさまざまな魚種に効果的なルアーです。
タイラバは、釣り方の基本をマスターできれば初心者の人でも十分に楽しめることや突き詰めていくと奥が深い釣りであることから、近年では人気の釣りになっています。
マダイの生体と習性について
マダイは沿岸の岩礁地帯や砂礫底地帯の低層から中層に生息していて、成魚は単独で捕食活動をしています。
クロダイは沿岸部の比較的に浅い海域にいるのに対して、マダイが生息しているのは20~30m以上と水深の深い場所が多いため陸からではなく船釣りで狙うのが基本です。
マダイの産卵期は春から初夏にかけてで、春は桜鯛や花見鯛などとも呼ばれ脂がのってとても美味しいことで知られています。
また日本では、縁起が良い魚としてや高級魚として好まれていいる魚です。
マダイは雑食性で、時期によってはエビやカニなどの甲殻類やイワシなどのベイト(エサになる小魚)を好んで食べたり、アミなどのプランクトンを活発に捕食することもあります。
いろいろな形に見えるタイラバは何でも捕食するマダイを狙うのに絶好のルアーなのかも知れませんね。
マダイは真冬を除くほとんどのシーズンで狙うことができますが、特に春先と秋がタイラバでマダイを釣るベストシーズンと言うことができます。
特に大物を狙いやすいのは産卵期の春先から初夏にかけてで、数釣りが期待できるのはマダイの活性が高くなる秋口が狙い目の時期です。
タイラバの釣り方
タイラバの釣り方の基本は「仕掛けを落としたら巻き上げるだけ」と、とてもシンプルです。
まずは基本を解説した後に釣果を上げるための応用について解説していきましょう。
仕掛けの投入とフォール
- タイラバを海に投入して、フックやネクタイに絡みがないか目視で確認します。
- ルールのクラッチを操作して、サミング(親指をスプールにあてる)しながらてバックラッシュしが起きないよ調整しながらタイラバを沈ませます。
- フォールを始めたら途中で止めないで一気に底まで落とし込みます。
途中で止めると潮の流れに流されてしまい狙ったポイントにタイラバを落とせないだけでなく、仕掛けが絡んでしまったり、ラインが緩んでしまってアタリが分かりづらくなる原因になります。
着底の確認
仕掛けの着底は、リールからのライン放出が止まることや張っていたラインが緩むことで確認することができます。
PEラインを使用している場合は、アタリが分かりやすいとともに仕掛けが着底したときの感覚も手元で感じることができるのですが、初心者の人にはちょっと難しいかも知れません。
潮の流れが早いときなどは着底が分かりづらく苦戦することもありますが、このようなときには仕掛けの重さを重くしていくと問題を解消することができます。
しかし、あまり重すぎると魚に違和感を与えてしまったり、フッキングがうまく合わないことがあるので、着底を確認できる重さで最も軽いウエイトにすることが大事です。
仕掛けの巻き上げ
仕掛けが着底したのを確認したらすぐに巻き上げを始めます。
その理由は、仕掛けが底に付いたままにしておくと根がかりなどのトラブルの原因になったり、ターゲットに仕掛けを見切られてしまうからです。
巻き上げは一定の速度が基本で、途中でスピードを変えたりルアー釣りのように魚を誘うためのアクションをさせたりすることもありません。
巻き上げの速さは決まっているわけではなく、その時の潮の流れや魚の活性状況などによって変えるようにします。
まず最初は、仕掛けがフォールするスピードを目安にして、アタリがない場合は少しずつ遅くしていくといいでしょう。
リールのハンドルを2秒で1回転させる程度の巻取り速さが一般的に多いようです。
自分で早くしたり遅くしたりスピードを調整して、その時の巻き上げ速さを見つけ出してください。
仕掛けは1回のフォールごとに海面まで巻き上げるのではなく、マダイのタナ(マダイがいる水深)の範囲を巻き上げたらまたフォールして着底させ巻き上げるを繰り返します。
タナについては船長さんからの指示がある場合はそれを参考にしましょう。
一般的には海底から10~15m程度が一般的で、リールのハンドルの回転数にすると15~25回転程度です。
これはあくまでも目安なので、状況によってはもっと上まで探ることが必要なこともあります。
マダイのアタリとアワセ
マダイがベイト(エサになる小魚)を狙うときは、群れがいるレンジ(水深)の少し下に待機していて群れから離脱する弱ったベイトが出るのを待っていることが多いです。
これは、いくらマダイといえども元気がいいベイトではそうやすやすと捕食することができないからだと考えられます。
マダイに限らず、自然界ではエサを捕食しやすいところで待機しているということが多いようです。
マダイのアタリがあったときは、底から何mのところか覚えておいてそのレンジの少し上まで攻めるようにします。
アタリがあったレンジを攻めてもアタリが出なくなったときは、タイラバが見切られたことも考えられるので、一度水面まで巻き上げたりして間を開けて攻めると効果的なこともあります。
マダイのアタリ
マダイがタイラバにアタックしてくるのは巻き上げのときが多く、いきなりガツンとティップ(穂先)を持っていかれたり、ゴツゴツという前アタリの後にグッと重くなったりするアタリです。
まれにフォール中でタイラバが着底していないにも関わらず瞬間的にラインが緩むことがあります。
これはフォール中にマダイがタイラバに食いついたアタリで、ラインが緩むため感覚的には分かりづらいです。
フォール中はラインのテンションに集中することが重要になります。
マダイがタイラバにアタックするのは着底後巻き上げる瞬間のバイトが一番多く、着底前にタイラバをくわえているのを分からずに巻き上げでラインにテンションがかかったときに確認することも多いようです。
そんなこともあり、タイラバが着底したらすぐに巻き上げを開始することも大事なことになります。
アワセ
タイラバを巻き上げ中のアタリに対してはアワセを入れる必要はありません。
巻き上げ中はラインにテンションがかかっていいるので、そのまま巻き上げればマダイの動きでしっかりとフッキングしてくれます。
フォール時はアタリに気がついたらアワセを入れてみるといいでしょう。
もし針がかりしなかった場合時は、仕掛けを回収して絡みなどの確認する必要があります。
マダイがヒットしたら、そのまま一定のスピードでリールを巻き上げて取り込みましょう。
まとめ
ここまで、船でマダイを狙うタイラバのタックルの紹介とタイラバの釣り方について初心者の人にも解るよう解説解説しました。
マダイを狙う釣りというとなんとなく難しそうに思いますが、やってみると初心者の人で十分に楽しめる釣りです。
高級魚でもあるマダイを釣って美味しく頂いてみてはいかがでしょうか。
タイラバ以外の船釣りについてはこちらのページを御覧ください。