海釣りである5つの危険と対策方法を紹介

海釣りに行って「危ないッ!」と感じたことはありませんか?
海釣りは楽しい趣味ですが、不注意や無理をすると、とても危険なことがいっぱいあります。

ここでは、海釣りである5つの危険と対策方法について紹介すます。

どうぞ最後まで読んで、危険のない海釣りを楽しんでください。

海釣りである5つの危険

まずはじめに、海釣りである5つの危険について紹介しましょう。

海釣りで危険と思われることには次のようなことがあります。

  1. 海に落ちる
  2. 高いところからの落下
  3. 熱中症
  4. 天候の急変
  5. 毒魚

これらが海釣りで遭遇する5つの危険です。

それぞれの危険性と対策について説明をしていきましょう。

危険その1.海に落ちる

海釣りには堤防や磯、砂浜など陸からの釣りと、船に乗って沖に出て釣りをする船釣りがありますが、どこの釣り場にしても「海に落ちる」危険性があります。
砂浜での釣りでも、海に入って釣りをするようなときは足場が悪く、バランスを崩して倒れてしまうこともあります。
砂浜には離岸流という沖に向かって海水の流れがあるところもあり、沖に流されてしまう危険性もあります。
服を着たまま海に落ちてしまうと、泳ぎが得意な人でも自由に泳ぐことは難しく、水難事故に繋がってしまうことも・・・。

対策方法その1.ライフジャケットを着用する

「転ばぬ先の杖」ということわざがありますが、まさにそのとおりです。

海釣りで海難事故にならないよう、着用しなければならないのがライフジャケットです。
ライフジャケットは、ライフベストや救命胴衣ともいわれる安全装備で、海釣りに行くときは必ず着用するようにしなければいけません。
いったん海に落ちてしまうと、自分だけでなく周りの人にも迷惑をかけてしまいます。
最悪のケースになると、救急車や海上保安庁まで出動させてしまうことになってしまいます。
海に落ちないようにするのが一番ですが、もしものためにライフジャケットを着用しましょう

危険その2.高いところからの落下する

堤防や岩場での釣りでは、足場が濡れていたりすると、足を滑らせて転んだり、高いところから転落してしまう危険性があります。

対策方法その2.フィッシングシューズを着用する

足場が悪い釣り場で滑って転んだりしないように、専用のフィッシングシューズを履くようにしましょう。
釣り場によっては普段履いているスニーカーでも大丈夫なところもありますが、安全のために釣り場に応じた履物を用意することが必要です

危険その3.熱中症にかかる

夏の時期の海釣りでは、日陰もなく熱中症になる危険性があります。
日差しの強い日中だけでなく、朝、夕のマズメの時間帯にも注意しなければいけません。
熱中症の症状としては

  • 症状1.めまい、立ちくらみ、顔がほてる
  • 症状2.筋肉痛や筋肉の痙攣
  • 症状3.体のだるさや吐き気
  • 症状4.汗のかきかたが異常
  • 症状5.体温が高い、皮膚の異常
  • 症状6.呼びかけに反応しない、真っすぐ歩けない
  • 症状7.水分補給ができない

のようなことが挙げられます。

対策方法その3.熱中症予防対策をする

熱中症を予防するには、暑さに負けない体つくりが大切です。
普段から適度な運動、適切な食事、十分な睡眠などで健康な体を作りをしておきましょう。
具体的な熱中症の予防法は

  • 水分をこまめに摂る
  • 塩分をほどよく摂る
  • 通気性がよく熱がこもらない服装をする
  • 直接日差しを浴びないように帽子をかぶる
  • 冷却シートなどで体を冷やす

などがあります。

熱中症になったときの応急処置

熱中症は生命にかかわる危険な症状です。
自分や周りの人でちょっとおかしいなと感じる人がいたら直ぐに応急処置を行うようにしましょう。

めまいや立ちくらみ、顔のほてりなど熱中症の初期症状が出たら

  1. 涼しい場所に移動する(クラーの効いた車の中や風通しの良い日陰)
  2. 体を冷やして体温を下げる(意識がある場合は、着ているものを緩めて、体の熱が放出するようにする。保冷剤や氷がないときは、皮膚に直接水をかけてタオルやうちわなどで扇ぐ)
  3. 水分、塩分を補給する(汗をたくさんかくようなときは、水分だけでなく塩分も補給するようにしましょう。適度な水分と塩分を補給できるスポーツドリンクなどがおすすめです。嘔吐している場合は水分を飲ませるのはさけてください。

などのような応急処置をとります。

快復が見込めないような症状があるときは、直ぐに救急車を要請するなどして病院に行くようにしてください

危険その4.天候の急変

天候が不順な時期には、海の天候が急変することがあるので注意が必要です

対策方法その4.絶対に無理をしない

急に風が出てきたり雷の音が聞こえてきたら、迷わず道具を片付けて避難をする準備をしましょう。
また、風が強くなってしばらくたつと波も大きくなってくるので注意しましょう。
海の波は、何回に一度は大きな波になることがあるので、波のあるようなときは釣り場についても直ぐに準備をするのではなく、しばらく波の様子を確認するようにしましょう。

私ではありませんがこんなことを見たことがあります。
それは、朝のうちは波も穏やかな日で3人の釣り人がゴムボートで沖の小島に行って釣りをしていました。
ところが、お昼すぎになると級に風が出てきて波も高くなり、ゴムボートでは帰ることができなくなってしまったのです。
結局、海上保安庁のヘリコプターを要請して無事帰還ということでした。

このように、ちょっとした不注意から周りの人に大きな迷惑をかけてしまうこともあるので気をつけましょう

危険その5.毒魚

海釣りの楽しみの一つとして、何が釣れるかわからないということがありますが、ときには体の一部に毒を持っている危険な毒魚が釣れてしまうことがあります。
毒魚には、ヒレに毒があって、触ると痛みや腫れを伴う痛みがあったりする魚やフグなどのように体の中に毒があって、食べるとあたってしまうなどさまざまな魚がいます。
知らない魚に不用意に触ってしまい大変なことにならないために、気をつけたい毒魚を紹介しておきましょう。

ハオコゼ

ハオコゼは大きくなっても10cm程度ですが、背びれに毒を持っている魚で、漁港などでもよく釣れます。

ゴンズイ

ゴンズイはナマズの仲間ですが、背びれと胸びれに強い毒を持っています。
夜行性の魚なので夜釣りでよく釣れます。

ソウシハギ

ソウシハギは大きくなると70cmにもなるカワハギの仲間で、カワハギとよく間違うことがあります。
内蔵に強烈な毒を持っています。

クサフグ

クサフグは夏場になると嫌という程釣れる魚で、内臓と皮に口にすると危険な強い毒を持っています。

キタマクラ

キタマクラはフグの仲間で、人間がなくなったときに頭を北に向けて寝かせることから、食べると死んでしまうということが名前の由来で、その通り皮に強い毒を持っています。

アカエイ

アカエイは最大1mにもなる大きな魚です。
尾の付け根付近に毒を持った棘があり、触るととても危険です。

アイゴ

アイゴは防波堤や磯場で釣れる魚で、一部の地域では食べることもあるようですが、背びれと尻ビレの棘に毒を持っているので注意が必要です。

ミノカサゴ

ミノカサゴは食べると美味しいので人気の魚ですが、背びれや尾びれなどに強い毒を持っています。
背びれや尾びれに触らないよう注意しましょう。

オニダルマオコゼ

オニダルマオコゼは沖縄など温かい海の浅瀬に生息している魚で、岩とそっくりに擬態しているので見つけづらい魚です。
背びれに死亡事故が報告されているくらいの強い毒を持っています。

対策方法その5.絶対に手で触らない

毒魚が釣れてしまったら、素手で触るのは避けフィッシュグリップやフィッシュホルダーなどの道具を使って掴むと安全です

海の中には魚以外にも危険な生物がいっぱいいます。

  • ヒョウモンダコ
  • オニヒトデ
  • ウミケムシ
  • ウミヘビ
  • クラゲ類
  • ウニ類

これらの生物と遭遇したときは、とても危険なのでむやみに触らないようにしましょう。

プラス1.紫外線による障害

海釣りでは、日差しを遮るものもなく、直接紫外線を浴びてしまい、皮膚を露出しているとひどい日焼けをしてしまいます。

対策方法プラス1.紫外線対策をする

紫外線対策としては、肌を露出しないことや防止を着用する、日焼け止めクリームなどを塗って対策をとることをおすすめします
また、皮膚だけでなく、目の保護するためにサングラスを着用しましょう
ただのサングラスではなく、偏光グラスを着用することで海面の乱反射も防ぐことができ、快適な釣りができます。

海釣りである危険の対策としての装備

海釣りである危険の対策としての装備に付いて紹介しておきましょう。

ライフジャケット

安全に海釣りを楽しむための用具として第一に挙げられるのは、ライフジャケットです。

海上保安庁が発表しているマリンレジャーに伴う海浜事故発生状況(平成17年~26年)では、遊泳中の事故が第一位で36%、次が釣り中の32%、その次がサーフィン中の8%となっています。

これを見ると、いかに釣りをしているときの事故が多いかがわかります。

釣り中の事故発生状況(平成17年~26年)を見てみると、ダントツで海中転落が多くなっています。

さらに死者・行方不明者の事故種類ごとの割合でも、海中転落によるものが88%を占めています。

海中転落におけるライフジャケット着用状況ごとの死亡率(平成17年~26年)のデーターでは

ライフジャケット着用者

  • 生存率:69%
  • 死亡率:31%

ライフジャケット非着用者

  • 生存率:48%
  • 死亡率:52%

となっていて、ライフジャケットの着用、非着用で死亡率が21%も差がありました。

以上のことからも、海釣りを楽しむときにはライフジャケットを着用することで自分の命を守ることができます。

おすすめのライフジャケット(フローティングベスト)3選

ダイワ DF−2608 インフレータブル膨張式ライフジャケット


ブルーストーム ウエスト自動膨張式ライフジャケット
ダイワ(Daiwa) DF-2207 ウォッシャブルライフジャケット(ウエストタイプ手動・自動膨脹式)

フィッシングシューズ

防波堤や磯などの釣り場は、状況によってはとても滑りやすい状態になります。
特に、雨の日や波しぶきで濡れているようなところは滑りやくすなっている場合が多く、普段履いているスニカーや普通の長靴などではとても危険です。
海釣りをするときは、釣り専用のフィッシングシューズを履くようにしましょう。
滑りにくい素材や滑り止めがついている他に、防寒のためにも水が入りにくいものがおすすめになります。

おすすめのフィッシングシューズ3選


ダイワ フィッシングシューズ DS−2111 26.0cm シルバー

阪神素地 ( ハンシンキジ ) FX901 スパイクシューズ ハイカットモデル スパイク底

ダイワ DS−2101QS−HL フィッシングシューズ(スパイク)

フィッシンググローブ

毒魚やトゲのある魚に触ったとしても、フィッシンググローブをつけていることで、テオ守ってくれる役目をします。
それだけでなく、フィッシンググローブを着用することで、竿を持つときや釣れた魚を掴むときに滑りにくくなり便利です。

おすすめのフィッシンググローブ5選


メジャークラフト グローブ MAJORCRAFT フィシンググローブ MCJG-LL/BK ブラック×レッド LL

メジャークラフト グローブ MAJORCRAFT フィシンググローブ MCJG-L/GY グレー×ブラック L

メジャークラフト グローブ MAJORCRAFT フィシンググローブ MCJG-M/GY グレー×ブラック M

快適に釣りをするために必要な用具

海釣りをするときの服装として、専用のものを着用することをおすすめします。
暑さに対応たものや水濡れに対応したものなど、快適に釣りを楽しむことができます。

フィッシングウェア

どんな服装でも海釣りを楽しむことはできますが、釣り専用に作られたアウターウェアを着用すればより快適に海釣りを楽しむことができます。
釣り専用に作られたアウターウェアは、防風、防水、透湿に優れていて、手や膝の曲げ伸ばしが抵抗なくできるので、ストレスを感じることもなく快適です。
アウターウェアを選ぶときに注目したいことは、ハリが引っかかりにくい素材であることと、ポケットが多くてちょうどよい場所についているかというところです。

おすすめのフィッシング3選


シマノ サンプロテクションロングスリーブシャツ ブラック IN-061Q (フィッシングウェア)


釣武者 スタイリードライシャツ (カラー:ホワイト)(サイズ:XXL) /フィッシングウェア

ダイワ ロングスリーブメッシュシャツ DE-75008 ライトグレー (フィッシングウェア)

レインウェア

レインウェアにはさまざまな素材のものがありますが、ゴアデックス素材のものがおすすめす。
その理由はビニール素材のものに比べるとベタつくことなく、長い時間着ていてもムレたり雨が浸透してくることが少ないことです。
なので雨でも気にせず快適な釣りが楽しめます。
また、膝の部分やおしりの部分が強化されているものや袖から雨水が入りにくいもののほうがより快適に過ごせます。

おすすめのレインウェア3選


ダイワ(Daiwa) DR-1908 ゴアテックス プロダクト パックライト レインスーツ L ブラック 08350123

ダイワ(Daiwa) DR-18009 ゴアテックス プロダクト コンビアップレインスーツ XL レッド 08350527

ダイワ(Daiwa) DR-1908 ゴアテックス プロダクト パックライト レインスーツ L ブラッドオレンジ 08350144

防寒ウェア

釣りをするのは温かいときだけではありませんよね。
寒い冬でも快適に海釣りを楽しむためには、防寒ウェアは欠かせない用具になります。
防寒性に優れているのはもちろんのことですが、防水や同質性を持つ素材のものでフード付きのものがおすすめになります。

おすすめの防寒ウェア


暖かさと快適さ『 防寒着 上下セット 防水防寒スーツ 』防水防寒着 メンズ 釣り ウィンドブレーカー メンズ 撥水 防水防寒ジャケット 作業 防寒ジャンパー パーカー アウター レインスーツ レインコート 自転車 メンズ 通学 通勤 レインウェア ボア 登山 冬用 ロゴス LOGOS

帽子

夏の海釣りには熱中症や日焼けを防止するために帽子をかぶりましょう。
それだけでなく、他の人が投げた仕掛けが飛んできたときに、直接頭に当たるのを防いでくれます。
海釣りで使用する帽子は、ツバが広くて遮光性も良く、風で飛ばされないよう深く被ることができるものが良いでしょう。

おすすめのフィッシングキャップ


ダイワ グラスホールドハーフメッシュワークキャップ DC-65008 フリーサイズ (フィッシングキャップ)

シマノ スタンダードキャップ CA-042R フリーサイズ (フィッシングキャップ 帽子)

偏光グラス

海釣りだけでなく、釣りをするときは偏光グラスを着用することをおすすめします。
目に対して有害な紫外線から目を守るためにも必要ですし、それだけでなく海面の乱反射で、マキエや仕掛けの様子が見えにくくなるのを防いでくれます。

おすすめのフィッシング用偏光グラス


ジールオプティクス(ZEAL OPTICS) ヴァンクX F-1763 (ガンメタル|イーズグリーン)

ジールオプティクス(ZEAL OPTICS) ジェット F-1781 (ブラック&シルバー|マスターブルー)

まとめ

ここまで海釣りである5つの危険と対策方法について紹介しました。

海釣りでは、ちょっとした不注意やちょっと無理を下だけで、大きな海難事故に繋がってしまうことがあるので、安全にたいしては特に注意が必要です。

海釣りは、安全にさえ注意すればとても楽しいので、ぜひ海釣りを楽しんでください。

恵比寿様ここにかいてあることを理解していただければ、海釣りである5つの危険については予め防止することができ、海釣りを安全に楽しむことができますよ。

これから海釣りを初めたい人や海釣り初心者の人で、ルアー釣りをやってみたいと思っている人は、こちらを参考にしてください。