エギング仕掛けの作り方!リーダーやエギの結び方を分かりやすく解説します
アオリイカを狙うエギングは人気のルアー釣りです。
エギングを始めたばかりの人やこれからエギングをやりたいと思っている人は「エギング仕掛けの作り方」について知らない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、「エギング仕掛けの作り方」と題して、リーダーやエギの結び方を分かりやすく解説していきます。
ぜひ、エギング仕掛けを作るときの参考にしてください。
目 次
エギング仕掛けの作り方
ここでは、エギングに必要な道具の中でタックル(ロッド・リール・メインライン)を除いたリーダーとエギの組み合わせを「エギングの仕掛け」とします。
エギングの仕掛けを作るには、「リーダーの結び方」と「エギ・スナップの結び方」を覚えておかなければなりません。
リーダーの結び方
メインラインとリーダーの結び方にはいろいろな方法がありますが、ここでは「電車結び」「トリプルサージェンスノット」「FGノット」の3つについて紹介します。
電車結びの結び方
電車結びは、最もポピュラーな結び方で、結び方が簡単なので釣り場でのライントラブル時に、素早く対応することができます。
結び方
①まず初めに、結ぶ糸を図にようにそろえて並べます。 |
②どちらの糸でも良いので輪を作って4~5回くらい通します。(回数が少ないとスッポ抜けの原因になることも) |
③通した糸の端を引っ張って糸を締め込みます。(糸に熱が加わると糸の強度が下がってしまうので、糸を締め込むときは水や唾などで糸を湿らせてから締め込ましょう) |
④片方ができたらもう片方も同じようにして糸を締め込みます。 |
⑤両方の糸の結び目をしっかり締め込むことができたら、両方の糸をお互いに引っ張ります。 |
⑥両方の結び目が近づいてくっつくまでしっかり引っ張ります。 |
電車結びのメリット・デメリット
メリット
- 結び方が簡単なので、初心者の人でもすぐに結ぶことができる。
- 釣行時のライントラブルにも素早く対応することができ、時合(魚の活性が高い時間帯)を逃すことがない。
デメリット
- FGノットなどに比べると強度が結び目の強度が劣る。
- 比較的結び目が大きくなるためキャスト時の飛距離が落ちることがある。
回遊魚などの短い時合(釣れる時間帯)のチャンスを逃さないために、速攻で結べる電車結びは最適な結び方なのでぜひ覚えるようにしてください。
トリプルサージェンスノットの結び方
結び方
①まず初めに、結ぶ糸を図にようにそろえて並べます。 |
②メインラインとリーダーをいっしょにして輪を作ります。 |
③2で作った輪にメインラインの端とリーダーラインを3回くぐらせます。 |
④メインライン側とリーダーライン側の糸をそれぞれいっしょにしてゆっくりと引っ張ります。 |
⑤締め込むときの摩擦でラインの強度が下がらないように水などでラインを湿らせてからしっかりと締め込みます。 |
⑥しっかり締め込んだら余計な糸を切って完了です。 |
トリプルサージェンスノットのメリット・デメリット
メリット
- 電車結びと同様にだれでも簡単で素早く結ぶことができる。
- 時合を逃すことが少ない。
- 問題のない強度が得られる。
デメリット
- リーダーラインが長いと輪にくぐらせるときに手間がかかる。
- 太さが違いすぎるライン同士を結ぶのには向いていない。
FGノットの結び方
結び方
①FGノットの準備としてロッドにセットしたPEラインの端をリールのハンドルに結び付けます。 |
②PEラインの上にリーダーラインを重ねます。 |
③リーダラインをPEラインに1回巻き付けます。 |
⑤リーダーラインを張ってPEラインを整えます。 |
⑥③④⑤の工程と同じようにして各15~20回編み込みます。 |
⑦リールのハンドルに巻いておいたPEラインの端をほどいて、ハーフヒッチで仮止めします。 |
⑧結び目を湿らせてから、PEの本線はロッドから出ているので片方の手でPEの端をもう片方の手で余分なリダーを持って、徐々に締め込んでいきます。 |
⑨上手く締めこめたら、PE本線とリーダーの端を一緒にしてPEの端でハーフヒッチ上下交互に5~6回編み込みます。 |
⑩ハーフヒッチの編み込みができたらリーダーの余分な分をカットします。 |
⑪PE本線と残ったリーダーの隙間を埋めながら、⑧のようにさらに5~6回はハーフヒッチを行います。 |
⑫最後にユニットノットで締め込み、余分なPEをカットして完成です。 |
FGノットのメリット・デメリット
メリット
- 結び目が小さいのでガイドとのトラブルがおきにくい。
- 結束強度がとても高く、アングラーの中では定番の結び方とされている。
デメリット
結び方(編み込み)が複雑なのでなれないと結ぶのが難しい。
エギ・スナップの結び方
ここからはエギやスナップなど金具にリーダーを結ぶ結び方について解説します。
結び方は「完全結び(漁師結び)」「ユニノット」「クリンチノット」の3つについて紹介します。
完全結び(漁師結び)の結び方
①糸をふたつ折りにしてカンに通します。 |
②本線と二つ折りにした糸を一緒にして、糸の端を5回程度巻き付けます。 |
③巻き付けた糸の先端を二つ折りにした先端の輪の中にくぐして、本線をゆっくり引っ張ります。 |
④十分に締め込んだら、先端の余分な糸をカットして完成です。 |
完全結び(漁師結び)のメリット・デメリット
メリット
- 結束強度が高い
- 結び方が単純で覚えやすい
- どの素材のラインでも結束できる
デメリット
- 結束するのに少し手間がかかる
- 締め込むときの摩擦が大きい
- 固くて太い糸は結びづらい
ユニノットの結び方
①サルカンのカンに糸を通します。 |
②図のように本線とカンに通した糸で輪を作り、サルカン側から糸のをクグして巻きつけていきます。 |
③糸の巻き数は、強さを保つために5回ほど巻きます。 |
⑤本線と糸の端を引っ張って、結び目の形を整えながら締め込んでいきます。 |
⑥しっかりと締めこめたら、余分な糸をカットして完成です。 |
ユニノットのメリット・デメリット
メリット
- 結び方が簡単で覚えやすい
- 簡単な割に結束強度が高め
- その素材のラインでも使える
デメリット
- 太いラインでの結束は結び目が締りにくく、向いていない
- 結束にかかる時間がそれほど速くはない
クリンチノットの結び方
①サルカンのカンの部分に糸を通します。 |
②カンに通した糸を本線に巻き付けていきます。 |
③5~6回ほど巻きつけます。 |
④本線に巻きつけた糸の端をカンに通してできた輪に通します。 |
⑤輪に通すときにできたループ糸の端を通します。 |
⑥結び目を整えながら糸の端を引っ張って締め込みます。 |
⑦しっかり締め込んだら余分な糸をカットして完成です。 |
クリンチノットのメリット・デメリット
メリット
- 結び方が簡単なので覚えやすい
- 結ぶのにそれほど時間がかからない
デメリット
- 滑りやすい素材のラインでは結び目がほどけやすい
- 結束強度がそれほど高くないので重い仕掛けには向かない
エギングにおすすめのリーダーライン
エギングタックルのメインラインにはPEラインが定番です。
PEラインは擦れなどの傷に弱いとう弱点があり、この弱点を補うためにリーダーラインを使用します。
リーダラインには傷に強いフロロカーボンラインの使うのが主流です。
ダイワ フロロライン エメラルダスリーダー 2.0号
おおよその価格:848円~
- 号数:2号
- lb.:8
- 糸巻量(m):35
- フロロ比重 1.78
- カラー:ナチュラルグリーン
- 更に強く、直線強力も結節強力もUP。特に結節強度に注力し、従来品より19%もUP。
更に張りをもたせたパリッとした使用感。
スレたフィールドでも、藻色のリーダーが効果発揮。
携帯性がよい薄型スプールで巻糸量が35m
デュエル ハードコア フロロライン 2.0号 エギング
おおよその価格:934円~
- 素材:フロロカーボン
- 全長:30m
- 号数:2号
- lb.:8
- 標準直線強力: 4.0kg
- ナチュラルクリアー
- 標準直径:0.235mm
シマノ ハリス エギング セフィア フロロリーダー 2.0号
おおよその価格:873円~
- 号数: 2
- 最大強力: 10lb/ 4.5kg
- 長さ(m): 30
- EX FLUORO採用:直線/結節強力を従来品より向上した新フロロカーボンを採用。
Hyper Repelコーディング:表面をシリコンコーティングし水サバキ性を向上。
激キレ チューニング:ハリを持たせてエギの跳ね上げ性能を追求。直進性が高く、エギに力が伝わりやすい設定。
エギングにおすすめのスナップ
たかがスナップと甘く見てはいけません。
エギングでスナップが重要な理由は、
- エギの交換のを早くする
- エギの動きを拘束しない
- 根ズレなどによるライントラブルを減少させる
などがあります。
ダイワ イージースナップ(10個)
おおよその価格:275円~
入数:10本
サイズ:S・Mより選択
カラー:シルバー
シャクリ、ダートなどのアクションをリアルにエギに伝達!
ヤマシタ ヤマリア エギ王 エギングスナップ
おおよその価格:284円~
- 主な対応魚種:アオリイカ モイカ ミズイカ コウイカ スミイカ
- サイズ:Small・medium・largeより選択
- 強度:14.9kg~40.8kg(直線引張強度)
- 左右対称のオーバルフォルム(楕円形状)で、水中の抵抗も少なく、細かいゴミ等が引っ掛かり難い。
先端がラウンド形状の為、エギのダートアクションを妨げず、ロッドアクションが活きる。
スナップをなくさない為の、スナップキーパー付。
まとめ
ここまで、「エギング仕掛けの作り方」と題して、メインラインとリーダーの結び方とリーダーにスナップをつける結び方を紹介しました。
メインラインとリーダーの結び方で紹介したFGノットは大勢のアングラーが利用しているノットなのでぜひ覚えることをおすすめします。
ゆっくり時間が取れるときには「FGノット」で結び、釣り場でのライントラブルには「電車結び」「トリプルサージェンスノット」を使用するといいでしょう。
またスナップを結ぶときの結び方についてはどの方法でもいいかと思いますが、おすすめなのは「完全結び(漁師結び)」です。
釣り場でのライントラブルに対応できるよう、時間があるときに練習しておいてください。
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