アジの泳がせ釣り|釣ったアジを餌にして青物やヒラメの大物を釣ろう!
海釣りで最もポピュラーな釣りといえばアジのサビキ釣りです。
コマセ(寄せ餌)を使うのでアジが釣れやすく、誰でも手軽に釣ることができます。
そこでおすすめなのが、釣ったアジを餌にしてヒラメやブリなどの大型魚を狙うアジの泳がせ釣りです。
ここでは、アジの泳がせ釣りについて初心者の人にもわかりやすく解説します。
ぜひ、アジの泳がせ釣りで大物をゲットしてください。
アジの泳がせ釣りについて
この動画では釣ったアジの泳がせ釣りでブリを釣ったところを見ることができます。
アジの泳がせ釣りについて簡単に言うと、生きているアジに針をつけて泳がせ、フィッシュイーター(小魚などを捕食する魚)と呼ばれるヒラメやブリに食わせて釣る方法です。
アジの泳がせ釣りで大物の魚を釣るには、
- 泳がせ釣りに対応できるタックル(竿やリール、ラインなど)
- 泳がせ釣りの仕掛け(基本的な仕掛けや浮き仕掛け、エレベーター仕掛けなど)
- 餌に使う生きているアジ(イワシやシロギス、カマスなどでも代用可)
などが必要ですが、泳がせ釣りのタックルについては別のページで紹介していますのでそちらを御覧ください。
泳がせ釣りロッドおすすめ11選!仕掛けに合った竿を選ぶことが重要です
泳がせ釣りリールおすすめ12選!ハイコスパなのに大物にも楽々対応!
泳がせ釣りのアジを釣る
堤防や地磯でアジを釣る方法としてはサビキ釣りが最もポピュラーでそこにアジが居れば簡単に釣ることができます。
アジの数釣りだけを楽しんでもいいのですが、せっかく大物を釣れるチャンスなのでアジ釣りを楽しんだ後は泳がせ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
堤防などでアジを釣るサビキ釣りについてはこちらのページを御覧ください。
また、釣れたアジを泳がせ釣りの餌にするにはなるべく弱らせずに生かしておかなければなりません。
泳がせ釣りの餌を弱らせないように保管する方法についてはこちらのページを参考にしてください。
エサにするアジを釣ることができない場合は、活きアジを販売しているお店から購入することができます。
詳しくは、Webサイト
⬇ ⬇ ⬇ ⬇
http://aopara.just-size.net/ikiajijyohou.htm
を御覧ください。
泳がせ釣りアジのつけ方
泳がせ釣りで大事なことは餌を弱らせないことです。
仕掛けにアジをつける場所で比較的生き餌が弱らない針の刺し方を紹介していきましょう。
泳がせ釣りアジの付け方1本針
泳がせ釣りの仕掛けにアジをつけるときの針の刺し方は、
- 鼻掛け
- 目通し
- 上アゴ掛け
- 口掛け
- 背掛け
の5つがあります。
鼻掛け
鼻掛けは、仕掛けの釣り針をアジの鼻の穴に通す方法です。
活き餌が弱りにくいうえに泳ぐ邪魔にならないので、元気よく泳いでアピールしてくれます。
魚にも人間と同じように鼻がありますが、魚の鼻は呼吸をするための機能はありません。
魚の呼吸は、口から吸い込んだ水の中の酸素をエラを使って体内に取り込み、エラの外に吐き出す仕組みになっているので、鼻の穴を塞いでも呼吸には支障がなく魚が弱りにくいと言われています。
魚の鼻は匂いを嗅ぐ働きのためだけににあって、前後に分かれて左右それぞれ2つずつ計4つの穴があります。
前の穴から入った水の匂いを嗅ぎ分けて後ろの穴から出るようになっていて、入った水を前に向けて出さないので泳ぐ際の邪魔にならないようになっているのです。
鮎の友釣りのし掛けで使用するような鼻カンを使えば更に弱りにくくなります。
目通し
目通しは、仕掛けの釣り針を片方の目の縁から反対側の目の縁に通す方法です。
鼻がけに比べると釣り針が外れにくく、目の上の頭部が硬いので、身が切れる心配もありません。
鼻掛け同様泳ぎの邪魔にならないので、元気よく泳いでターゲットに違和感を感じさせずにアピールしてくれます。
生き餌がちいさくて鼻の穴に針を通しにくい時などに効果的ですが、慣れないうちは釣り針を刺すときに目を傷つけて弱らせてしまうことがあるので注意が必要です。
上アゴ掛け
上アゴ掛けは、仕掛けの釣り針を口のかなから上アゴに向けて刺して左右の鼻の真ん中あたりに通す方法です。
針を口の中から刺し通すだけなので、初心者の人でも簡単にできるつけ方です。
ただし口が切れそうだからといってあまり奥の方に刺してしまうと魚の頭の方に刺さってしまい脳を傷つけてしまうこともあります。
脳が傷ついてしまうとすぐに死んでしまうのであまり奥の方に刺さないように注意しましょう。
口掛け
口掛けは、仕掛けの釣り針を下アゴから差し込んで口の中を通し上アゴに刺しぬく方法です。
下アゴから上アゴまで刺し通すので、上アゴかけ見が切れにくいというメリットがあります。
しかし、口が開きにくくなって海水が入りにくくなって呼吸がしにくくなるので、弱りやすくなってしまうというデメリットもあります。
元気な生き餌がたくさんあってひんぱんに交換できるようなときに効果的です。
背掛け
背掛けは、仕掛けの釣り針を背びれ付近の硬いところを刺し通す方法です。
背掛けは身の硬い丈夫なところに針を刺すので、最も仕掛けの針が外れにくく生き餌も弱りにくい掛け方です。
堤防や地磯など陸っぱりでの泳がせ釣りで仕掛けを遠投するようなときに効果的です。
しかしターゲットとなるフィッシュイーター(小魚などを捕食する魚)のほとんどは、ベイトフィッシュ(餌になる小魚)を捕食するときヒレなどが口に引っかからないよう頭の方から食いつくという習性を持っています。
そのため、他の4つの方法に比べると針掛かりしにくいという難点があります。
泳がせ釣りのアジのつけ方2本針(孫針仕掛け)
泳がせ釣りの仕掛けでは上で紹介した1本針仕掛けと狙う魚の掛かりをよくする目的で2本針の仕掛けがあります。
餌をつける針を親針、2本目の針を孫針と呼ぶのが一般的です。
孫針を付ける場合親針は、鼻掛け、目通し、上アゴ掛け、口掛けなどに刺して孫針は、
- 背掛け
- 尾ビレ掛け
- 腹掛け
の3箇所と餌に針を刺さないで自由に垂らしておくチラシというのがあります。
背掛け、尾ビレ掛け、腹掛けはそれぞれ身切れしにくい場所なので、親針が外れたときでも餌が離れることが少ないです。
チラシは、孫針を餌に刺さないで自由に垂らしておく方法で、餌への負担が少なく弱りにくい仕掛けと言えます。
しかし、ヒラメなどのように餌に食いついてくるターゲットに対しては孫針の効果を発揮できないことが多いです。
ブリなどの青物は餌の頭の方から食いつくことが多いので比較的しっかり針掛かりしますが、ヒラメは餌の尻尾の方から食いつくので1本針仕掛けではなかなか針掛かりしません。
2本針仕掛けならヒラメが食いつくと同時に孫針が口に入るので針掛かりしやすくなります。
泳がせ釣り餌をつけるときに注意すること
泳がせ釣りの餌をときは次のようなことに注意しましょう。
- 水の中でつける:活きている魚に手で触れると魚が火傷をすると言われています。
そのためできるだけ餌をつけるときは水の中でつけるようにしましょう。 - 素早くつける:いくら水の中でと言っても人間の手で触れているだけで餌にダメージを与えてしまいます。
与えるダメージを少なくするためには素早くつけることが重要です。 - 強く掴まない:慣れないうちは仕掛けに餌をつけるときに餌を強く握ってしまうことがよくあります。
小魚は強く握ってしまうとすぐに弱ってしまうので優しく扱うよう注意しましょう。 - 目を隠す:殆どの魚には目を隠すとおとなしくなるという習性があります。
仕掛けに餌をつけるときに目をの部分を覆うように優しく掴むと餌が暴れなくなることが多いです。 - タオルやフィッシュグリップを利用する:餌を弱らせないためには直接手を触れないということも大事です。
仕掛けに餌をつけるときに濡れたタオルを使って掴んだりフィッシュグリップを利用すると魚のぬめりで滑らず作業しやすくなります。 - 針をつけたらすぐに投入する:仕掛けに餌を付けたらすぐに投入するようにしましょう。
泳がせ釣りで釣果を上げるには、少しでも元気な状態で泳がせてターゲットにアピールすることが大切です。 - エラや体を傷つけない:魚はエラや体が傷ついてしまうとすぐに弱ってしまいます。
仕掛けに餌をつける場合には傷つけないよう細心の注意を払いましょう。
まとめ
ここまで、アジの泳がせ釣りについて解説しました。
餌になる活き魚が入手できなけれが泳がせ釣りをするのは無理です。
通販で購入することもできるようですが、釣り場までの運搬など弱らせずに保管するのが大変なので、できたら釣り場で調達するようにしましょう。
泳がせ釣りの餌はアジだけではありませんが、釣り場で手軽に調達できるのはアジが一番です。
まずはアジ釣りを楽しむという思いででかけてみると意外と簡単にアジをゲットできることも。
ぜひ、アジの泳がせ釣りで「釣って楽しい、食べて美味しい」ヒラメやブリをゲットしてください。
堤防などでアジを釣るサビキ釣りについてはこちらのページを御覧ください。
泳がせ釣りの仕掛けについてはこちらを御覧ください。
堤防などでアジを釣るサビキ釣りについてはこちらのページを御覧ください。