【地域別マダコ釣り完全ガイド】ショアから狙える時期と場所・仕掛けをまとめて徹底解説!

「堤防からマダコを釣ってみたい!」と思ったことはありませんか?
実はマダコは堤防や磯からも十分狙える人気ターゲット。
しかし、釣れる時期は地域や水温によって大きく変わります。
ここでは、日本各地のマダコ釣りシーズンとおすすめエリアに加え、初心者でも始めやすいタックルと仕掛け、さらにおすすめルアー10選を紹介します。
目 次
マダコ釣りシーズンの基本
マダコは水温18~25℃前後を好み、この範囲になると活発にエサを求めて動き回るようになります。
特に春から初夏にかけては産卵期を迎えるため、浅場へ接岸してきます。このタイミングこそが、ショアから狙いやすい絶好のシーズンです。
初夏~夏がハイシーズン
一般的に、5月下旬から8月頃にかけてがもっとも釣果を期待できる時期です。
梅雨明け頃には水温が安定し、タコの活性も高まります。
産卵前後の個体はエサを荒食いするため、タコエギやテンヤ仕掛けに果敢にアタックしてきます。
秋の楽しみ方
夏が過ぎても、9月から10月頃まではまだ浅場で狙える地域もあります。
この時期はサイズこそやや小ぶりですが、数釣りが楽しめるのが魅力です。
ファミリーフィッシングや初心者にもおすすめの時期と言えるでしょう。
冬はオフシーズン
一方で冬になると水温が下がり、マダコは深場へと移動します。
そのためショア(堤防や磯、砂浜)から狙うのは難しくなり、オフシーズンとなります。
冬に狙うなら船釣りや専門のタコ漁に頼るのが一般的です。
地域別|マダコが釣れる時期とおすすめ釣り場
関東(東京湾・相模湾など)
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時期:6月~8月
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初心者向け
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横浜・川崎の護岸(足場が広くて釣りやすい)
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金沢八景周辺の堤防
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ベテラン向け
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相模湾の江ノ島周辺の磯場
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茅ヶ崎・平塚のテトラ帯
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などがおすすめです。
詳しくはこちらを参考にしてください。
関西(大阪湾・瀬戸内海)
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時期:6月~7月、9月~10月
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初心者向け
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明石港・林崎漁港(有名ポイントで実績豊富)
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神戸港(ハーバーランド周辺の岸壁も狙える)
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ベテラン向け
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江井ヶ島や須磨のゴロタ石エリア
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岸和田一文字(渡船利用のため上級者向け)
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などがおすすめです。
詳しくはこちらを参考にしてください。
四国・九州
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時期:5月~10月
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初心者向け
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高松港や松山港の堤防
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博多湾の須崎埠頭や香椎浜(アクセス良好)
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ベテラン向け
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大分・佐賀関の磯場
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長崎港周辺のテトラ帯
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などがおすすめです。
東北
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時期:7月~8月
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初心者向け
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青森港や野辺地周辺の堤防
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宮古湾の防波堤(比較的足場が安定)
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ベテラン向け
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男鹿半島の岩礁帯
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釜石湾周辺の磯・藻場
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などがおすすめです。
北海道
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時期:7月~8月
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初心者向け
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石狩新港(駐車場やトイレも整備されて安心)
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函館港の防波堤
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ベテラン向け
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恵山周辺の磯場
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室蘭・絵鞆漁港のテトラ帯
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などがおすすめです。
まとめると、
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初心者は 堤防や港湾部 を中心に安全第一で楽しむのがおすすめ。
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経験者や腕試しをしたい人は 磯やテトラ帯 で大型マダコを狙ってみるのも面白いです。
マダコが好む場所の特徴
岩礁帯やテトラの隙間
マダコは臆病で身を隠す習性があるため、岩と岩の間やテトラポッドの隙間を住処にしています。
こうした場所は小魚やカニ、エビなどのエサも豊富で、マダコにとって格好の餌場です。
狙い方のポイント:タコエギやテンヤを底に沈め、ゆっくりとズル引きして隙間に落とし込むと反応が出やすいです。
特に満潮前後はタコの活性が上がり、積極的に捕食してきます。
砂泥地に点在する岩や障害物
一見単調に見える砂地や泥地でも、岩や捨て石、防波堤の基礎など障害物がある場所は狙い目です。
タコは障害物の影に身を潜め、近づいてきたベイトを待ち伏せしています。
狙い方のポイント:障害物の周辺を重点的に攻めるのがコツです。
タコエギを小刻みにしゃくりながらアピールし、岩の影に差し込むように操作すると効果的です。
潮通しのよい堤防先端
堤防の先端や外洋に面したポイントは潮の流れが効きやすく、ベイトフィッシュが集まります。
そのベイトを狙ってタコも回遊してくるため、思わぬ大物がヒットする可能性があります。
狙い方のポイント:堤防のカドや潮が当たる面を重点的に探ると良いです。
底を取った状態でじっくり探りながら、流れに乗せるように仕掛けを動かすと自然にタコへアピールできます。
まとめると、マダコは「身を隠せる場所」「エサが豊富な場所」「ベイトが集まる潮通しの良い場所」に多く潜んでいます。
釣行時には、ただ広い海を探るのではなく、こうした“タコが好むスポット”を絞って探ることで効率よく釣果につながります。
初心者向け|マダコ釣りのタックルと仕掛け
竿(ロッド)
- 長さ:2.0~2.4m程度
- 硬さ:MH~Hクラス(根掛かりから外すためパワーが必要)
- シーバスロッドの硬めやエギングロッドのパワータイプでも代用可能。
リール
- 中型スピニングリール(3000~4000番)
- PEラインが150m以上巻けるものがおすすめ。
ライン
- PEライン:1.5~2号
- リーダー:フロロカーボン4~6号(根ズレ対策)
タコ釣りタックルおすすめ
船タコ・堤防タコ釣り入門 ロッド&リールセット タコロッド タコVX2180cm
- 波止際での探り釣り、船タコのどちらでも使えるタコ釣り入門セットです。
リールにはPEラインがセットされているので、そのままご使用いただけます。 - 釣って楽しい、食べておいしいタコ釣りを始めるにはこのセットがベストマッチ!!
- へばりついたタコを強引に引きはがすパワーを有するタコ釣り専用設計のロッドです。
仕掛け
タコエギ仕掛け
タコ釣り専用の「タコエギ」を使う仕掛けです。
見た目はイカ用のエギに似ていますが、針が強化されていて、タコの吸盤にしっかり掛かるように作られています。
カラーは 赤・ピンク・ケイムラ といった派手な色が効果的で、タコの好奇心を刺激します。
釣り方は、エギを海底まで沈めて 底をズルズルと引きながら、障害物(岩やテトラポッドなど)周りを重点的に探る のが基本。
根掛かりしやすい場所ですが、そこにタコが潜んでいる可能性が高いため、丁寧に探ることが釣果につながります。
タコテンヤ仕掛け
「テンヤ」と呼ばれる錘付きの針金フレームに、生き餌(カニ)や魚の切り身をセットして使います。餌の 臭いでタコを寄せる 効果があり、古くから実績のある仕掛けです。特に活きたカニを使うと効果抜群で、大物が狙えることもあります。
エギに比べると手間はかかりますが、その分 釣れる確率が高い のが特徴です。初心者でも「とにかく1匹釣りたい!」という人にはテンヤ仕掛けがおすすめです。
マダコ釣り用エギ・テンヤおすすめ6選!
タコエギ編
YO-ZURI(ヨーヅリ) エギ(タコ) タコやん 2.5号/3.0号/3.5号 タコルアー
- COLOR:ホロイセエビ
- SIZE:3.5号
- WT:42g
- シンカー号数:8号(30g)
- 目安水深:2~10m
- タコやんシンカー:脱着可能で根掛かりしにくく感度の良いナス型形状
- タコやんラバー:エビの足を再現。止まっている時にもゆらめいてタコを誘います。
シマノ(SHIMANO) スッテ タコマスター スッテM フラッシュブースト QT-R80X 各カラー
- カラー:001 ピーチタコグロー
- サイズ(mm):80
- 自重(g):14
Gamakatsu(がまかつ) LUXXE オクトライズ タコエギ 2.0 4.5号
- カラー:ピンクヘッド
- 入数:1
- 部門名: ユニセックス大人
- 生産国:日本
タコテンヤ編
ささめ針(Sasame) TKS04 タコジェット(カニレッド) 堤防仕掛
- レッド
MARUSHINGYOGU(マルシン漁具) DRAGON タコ掛一番 30号
- 商品名:タコ掛一番
- 号数:30号
- プラスティックボディを採用
- アピール抜群
- 固定鉛のため、ズル引き使用での根掛かりが軽減!!
メジャークラフト タコ用ルアー ぷりぷりタコクラブ
- ワームもエサも装着できる、タコスッテの決定版!ワンタッチオープンシステムで素早い交換が可能、その日の当たりカラーへ素早くチェンジして釣果アップ。餌の取り付けにもGOOD!
- 安定感抜群の専用ボディ。カニやエビのイカク音を模倣したラトル音でタコを誘います。タコを掛けやすく、根がかりを軽減する半笠鈎を使用しています。
- スッテカラー:#001赤エビ(夜光)
- ワームカラー:ケイムラレッド
- ※テンヤパーツとカニワームのスターティングセット
まとめ(補足あり)
マダコ釣りは地域や水温によってシーズンが異なるため、釣行前に地元の釣果情報や渡船店・釣具店のアドバイスをチェックすることが大切です。
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関東:6~8月
夏本番にかけて数・型ともに狙いやすく、初心者でもチャンスがあります。 -
関西:6~7月、9~10月
梅雨明けから夏にかけての釣果が安定し、秋にはサイズアップした個体が狙えます。 -
九州・四国:5~10月
水温が高いためロングシーズン楽しめるのが特徴。ポイント選びが釣果を大きく左右します。 -
東北・北海道:7~8月
シーズンは短めですが、夏限定の貴重なターゲットとして人気があります。
初心者は、タコエギやテンヤを使った底狙いの釣りから始めれば十分楽しめます。
タコは岩礁帯やテトラポッドの隙間などに潜んでいるため、底を意識した誘いがカギ。さらに、実績のある専用ルアーや生餌を選べば、釣果アップにもつながります。
マダコは釣って楽しく、食べても美味しい人気ターゲット。
タコ焼きや刺身、唐揚げなど、調理の幅も広いのが魅力です。
ぜひ手軽にチャレンジできるショアからのマダコ釣りで、その醍醐味を味わってみてください!