ヒラメルアータックルの選び方とおすすめのロッド＆リール１１選！初心者向け低価格から上級者仕様までを紹介します。

サーフルアー釣りでヒラメを狙うタックルには、さまざまなスペックのものがあります。ここでは、ヒラメルアーロッドやリールを選ぶときに重視することを解説するとともに、おすすめのロッドとリールを紹介します。初心者向けの低価格のものから上級者仕様のものまで紹介していきますので、予算に合わせて選ぶときの参考にしてください。

サーフヒラメルアーロッドの選び方

ヒラメルアーロッドの基本スペック

初めてのヒラメルアー釣りを考えている人には、いろいろなルアー釣りでオールラウンドに使えるロッドがおすすめです。

一般的なロッドの基本スペックは、

• 長さ：9.6～11ft（フィート）程度のもの
• 硬さ：ロッドの適合ルアーウエイト上限が40～45g程度のもの
• 調子：RF(レギュラーファースト）～F（ファースト）のもの

のようなロッドがオールラウンドで使うことが出来ます。

サーフヒラメルアーロッドの長さ

では、実際にヒラメルアーロッドの長さはどうやって決めるのでしょうか。

サーフでのヒラメルアー釣りでは、広範囲のポイントを探るため遠投性能が高いことと、ランガンで連続してキャストするため軽いことが同時に求められます。長いロッドの方が遠投性能が上がりますが、長い分重量も重くななってしまいます。

また、ロッド操作によってルアーアクションを加えるには、操作性が良いということも大事になりますが、表記されているスペックでは軽いロッドでも、ロッドにリールを装着したときのタックルバランスが悪いと持ち重りがしたり、扱いにくいタックルになってしまいます。

これらのことを踏まえると、10.6ft前後の長さのロッドがおすすめになります。

サーフヒラメルアーロッドの硬さ

ルアーロッドの硬さは、

• UL（ウルトラライト）：アジングやメバリングのライトゲームで使用する硬さで、3g以下のリグに適しています。
• L（ライト）：ライトロックフィッシュ狙いなどに適した硬さで、5～10g前後のルアー、リグに適しています。
• ML（ミディアムライト）：小物から中型のターゲットに対応できる硬さで、4～20g程度の小型ミノーやシャッド系、スピナーベイトなどさまざまなルアーを扱うことが出来ます。
• M（ミディアム）：初心者の人でも扱いやすいオールラウンド的な硬さで、4～10g程度の小さなプラグやリグから20g前後のハードルアーまで扱うことが出来ます。
• MH（ミディアムヘビー）：7g程度の軽いルアーから30g前後のヘビールアーまで扱うことが出来る硬さで、シーバス狙いなどのパワーが必要なファイトに効果を発揮します。
• H（ヘビー）：その名のとおり、パワーが必要な大型の魚とのファイトに適した硬さです。ヒラスズキや大型青物、ハードロックフィッシュ狙いに効果的です。
• XH（エキストラヘビー）：大型のマグナムベイトなどに適した硬さで、豪快なロッドパワーで、大型のロックフィッシュも根に潜らせることなく、一気に引き抜くことが出来ます。

このようにULからXHまで段階的に硬さが違うロッドがあります。サーフでのヒラメルアー釣りでは30～40g程度のルアーを使うことが多く、これらのルアーを思いっきりキャストできるパワーのあるロッドが必要になります。

サーフヒラメルアー釣りにおすすめのロッドの硬さは、MかMHになります。ロッドの適合ウエイトが40～45g程度のものを選んでおくと良いでしょう。

サーフヒラメルアーロッドの調子

ロッドの調子とは、ロッドに負荷がかかったときにロッドのどの位置で曲がるのかということです。

ロッドの調子には、

エクストラファースト：ロッドの先端に向かって8分目あたりで曲がる調子で、先調子になります。ロッドの曲がる範囲が狭いので、ルアーを操作しやすい半面、キャストしづらいことや掛かった魚がバレやすいという特徴があります。

ファースト：ロッドの先端に向かって7分目あたりで曲がる調子で、先調子になります。エクストラファースト同様ルアー操作がしやすいですが、キャストはしやすくなります。

レギュラーファースト：繊細なルアーアクションはつけにくいですが、胴調子のロッドに比べるとルアー操作がしやすいです。

レギュラー：ロッドの中間あたりで曲がり、キャスト時の操作性が良い調子で、胴調子や本調子と呼ばれる調子です。

スロー：ロッドが全体的に曲がる調子で、魚のファイトに合わせて曲がるため、バラシの可能性が低くなります。胴調子や元調子と呼ばれる調子です。

パラボリックス：スロテーパーと同じで、ロッド全体が曲がる調子で、元調子とも呼ばれます。食い込ませるトップウォータや大型の青物狙いに向いている調子と言えます。

サーフヒラメルアー釣りでは、ルアーに繊細なアクションを加える場面が多くなるので、レギュラーファースト～ファーストの調子のものがおすすめです。

おすすめのヒラメルアーロッド11選

ここからは、初心者向けのロッドから上級者向けのハイスペックロッドまで価格ごとに分けて紹介していきます。

初心者におすすめ1万円以下のヒラメルアーロッド

ダイワ  リバティクラブ シーバス 96M

• 標準全長:2.90m / 仕舞:150cm
• 継数:2本 / 標準自重:190g
• 先径:2.2mm / 元径:14.9mm
• 対応ルアー:10~40g

メジャークラフト  ファーストキャスト シーバスFCS-1002M

• ロッド(釣り竿)タイプ:スピニング
• 使用可能な釣種:シーバス
• ルアー:15-42g
• ライン(LB):8-20
• ライン(PE)0.8-2.5号
• アクション:レギュラーファースト

初心者から中級者におすすめの1万円台のヒラメルアーロッド

シマノ 19 ソルティーアドバンス ショアジギングロッド S96M

• 全長(m): 2.90/仕舞寸法(cm): 149.5
• 継数(本): 2
• 自重(g): 225
• 先径(mm): 2.2
• 適合ジグウェイト(g): MAX60/ 適合プラグウェイト(g): MAX40
• 適合ラインPE(号): MAX2

アブガルシア ソルティースタイル フラットフィッシュ STFS-962MH-KR

• ロッドタイプ:スピニング / 継数:2
• 全長(ft/m):9’6″/2.90
• 仕舞(cm):148.5
• 標準自重(g):180
• 先径(mm)/元径(mm):1.9/13.0
• ライン(lb):~25 / PEライン(号):0.8~1.5 / 適合ルアー: 7-30g
• パワー:MH(ミディアムヘビー)

シマノ(SHIMANO) スピニングロッド ムーンショット シーバス S906M 9.6フィート

• 長さ:9.6feet
• 適合ルアーウエイト(g):8-42
• 適合ライン:[ナイロン/lb]8-20、[PE/号]0.8-3
• 継数(本):2
• 仕舞寸法(cm):148.6

中級者から上級者におすすめの2万円台のヒラメルアーロッド

ダイワ シーバスロッド スピニング ラテオ 106M・Q

• 標準全長:3.20m / 仕舞:164cm
• 継数:2本 / 標準自重:170g
• 先径:2.0mm / 元径:13.9mm
• 適合ルアー:10-50g

ダイワ ラテオ　FJ(フラットジャンキー)　103ML

• 全長(m):3.12 / 仕舞寸法(cm):160
• 継数(本):2 / 自重(g):160
• 先径/元径(mm):1.9(1.8)/13.4
• ルアー重量(g):7-40
• 適合ライン:(ナイロン/フロロ lb)8-16、(PE 号)0.8-2.0

パームス ロッド パームスエルアショアガン エボルブ SFSGS-106M+・FL

• Length(ft.inc.):10’6″
• POWER:M plus
• LURE(g):10-45
• Line(lb):8-22/PE(号):0.8-2.0
• Picec:2
• Rod Wt(g):213

シマノ ネッサ CI4+ フラットフィッシュ S1002M

• 長さ:10.2feet
• プラグ/ジグウエイト(g):8-35/MAX42
• 適合ライン(PE/号):0.8-2.0
• 釣種:フラットフィッシュ
• 対象魚:ヒラメ マゴチ
• 継数(本):3
• 仕舞寸法(cm):110.0

上級者におすすめの3万円以上のハイスペックなヒラメルアーロッド

ダイワ スピニング ラブラックス AGS 106M

• 標準自重:175g / 継数:2本
• 標準全長:320cm
• 先径:2.1mm / 元径:14.4mm
• 適合PEライン:0.8-2.0号
• 適合ルアーウェイト:10-50g

シマノ  ネッサ daybreak versatile フラットフィッシュ S1002m

• 長さ:10.2feet
• プラグ/ジグウエイト(g):8-35/MAX42
• 適合ライン(PE/号):0.8-2.0
• 釣種:フラットフィッシュ
• 対象魚:ヒラメ マゴチ タチウオ シーバス ワカシ イナダ ワラサ マダイ
• 継数(本):3
• 仕舞寸法(cm):108.6

以上、おすすめのサーフヒラメルアーロッドを紹介しました。

サーフヒラメルアーリールの選び方

サーフヒラメルアー釣りで使用するスピニングリールの選び方について説明します。

リールを選ぶときのポイントには、メーカー、番手（大きさ）、ギア比、重さ、巻き取りスピード（巻取り長さ）などがあります。

リールのメーカー

リールを選ぶなら大手メーカーのシマノ製かダイワ製のものを選んでおけば間違いがないでしょう。ロッドとの相性を考えると、ロッドと同じメイカー製のリールをが最適です。もしロッドがほかのメーカーの場合は、どちら製のリールを使っても良いでしょう。

リールの番手（大きさ）

スピニングリールの場合、リールの大きさを3000番などの番手で表します。シマノ製とダイワ製のリールでは番手が同じでも大きさが違うので注意が必要です。

シマノ／ダイワ製スピニングリール番手比較表

10.6ft前後ロッドに対してバランスが良いスピニングリールは、

• シマノ製：4000番
• ダイワ製：3000番
• PEライン1.5号が150m以上巻ける

がおすすめです。

リールの重さ

サーフヒラメルアー釣りでは、広大なポイントをさぐりながら、キャストと回収を繰り返すことになります。そのために、ロッドと同じように軽さが求められます。重いロッドやリールでのランガンは疲れが早くなってしまいます。

軽い機種ほど価格が上がるという傾向にありますが、できるだけ軽いほうがよく、300g以下のものを選ぶようにしてください。

ギア比

ギア比は、リールのハンドルを1回転させて巻き取れるラインの長さのことで、巻き取り長さや巻き上げスピードとも言います。ギア比のタイプにはノーマルグアタイプのものと、巻き取り長さが長いハイギアタイプのものがあります。

サーフでのヒラメ釣りには、ハイギアのリールがおすすめです。キャストと回収を繰り返すヒラメルアー釣りでは、なんと言ってもリールを巻いている時間が長くなるので、ハイギアタイプの方がよりスムーズに釣りが楽しめます。

また、ルアーをコントロールする際やかかったヒラメを取り込む際にも波の影響を受けにくいと言うことあります。

おすすめのヒラメルアーリール11選

初心者向けローコストリール

ダイワ スピニングリール 15 レブロス 3012H (3000サイズ)

• スピニングリールサイズ:3000
• ナイロン巻糸量(lb-m):8-200/12-150、PE巻糸量(号-m):1.5-200
• 自重:295g
• 巻取り長さ(ハンドル1回転あたり):95cm
• ギア比:5.6
• 最大ドラグ力:6kg

シマノ リール 16 ナスキー C3000HG

• リール ハンドル:左右付け替え可能
• 使用できる釣法:エギング ライトジギング オフショア ショアジギング ライトショアジギング シーバス バスフィッシング
• 主なターゲット:ブラックバス アオリイカ シーバス ヒラメ マゴチ
• ギア比:6.2
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
• 自重(g):250
• スプール寸法(径mm/ストロークmm):46.5/14.5

アブガルシア スピニングリール OCEANFILD 3000H

• スピニングリールサイズ:3000
• 主な用途:ショアジギング ライトショアジギング ジギング(オフショア)
• 主なターゲット:青物 シーバス ロックフィッシュ サバ ワカシ サワラ アジ ブラックバス など全魚種
• 自重(g):288 最大ドラグ力:5kg
• ギア比:5.8:1 最大ライン巻き取り長(cm/ハンドル1回転):82
• 本体スプール:ラインキャパシティ(m)  ナイロン・フロロ/PE:0.285(12lb) 150m /PE2 150m
• 替えスプール:ラインキャパシティ(m)  ナイロン・フロロ/PE:0.235 (8lb)-110m / PE1.2-150m
• ボール/ローラーベアリング:6+1

初心者・中級者向けスタンダードリール

シマノ スピニングリール 19 ストラディック 4000XG

• ギア比: 6.2
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg): 6.0/11.0
• 自重(g): 280
• スプール寸法(径/ストローク)(mm): 52/19
• 糸巻量:ナイロン(号-m) 3.5-170、4-150、5-125/ フロロ(号-m) 3-190、4-145、5-115/ PE(号-m) 1-490、1.5-320、2-240
• 最大巻上長(cm/ハンドル1回転): 101
• ハンドル長(mm): 57
• ベアリング数 BB/ローラー: 6/1

シマノ スピニングリール 19 ストラディック C3000HG

• ギア比: 6.0
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg): 3.5/9.0
• 自重(g): 225
• スプール寸法(径/ストローク)(mm): 47/17
• 糸巻量:ナイロン(号-m) 2.5-180、3-150、4-100/ フロロ(号-m) 2.5-160、3-130、4-100/ PE(号-m) 1-400、1.5-270、2-200
• 最大巻上長(cm/ハンドル1回転): 89
• ハンドル長(mm): 55
• ベアリング数 BB/ローラー: 6/1

ダイワ 3000カルディア LT3000-CXH

• スピニングリールサイズ:3000
• 主な用途:エギング メバリング バス釣り チニング ワインド
• 自重(g):195 最大ドラグ力(kg):10
• 標準巻糸量 ナイロン(lb-m):8-150、10-120、12-100 PE(号-m):1.0-200、1.2-190、1.5-170
• 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):93 ギヤー比:6.2
• ハンドル長さ(mm):55 ハンドルノブ仕様:T型
• ベアリング(ボール/ローラー):6 / 1

ダイワ スピニングリール17セオリー3012H(3000サイズ)

• スピニングリールサイズ:3000
• 使用できる釣法:タイラバ ショアジギング
• 主なターゲット:シーバス ヒラメ マゴチ マダイ タチウオ ワラサ イナダ 青物
• 標準巻糸量 ナイロン(lb-m):12-150、16-100
• 自重:220g
• ギア比:5.6 巻取り長さ:95cm(ハンドル1回転あたり)
• 最大ドラグ力:7kg

シマノ リールスピニングリールシーバス18エクスセンスCI4+C3000MHG

• ギア比：6.0
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)：3.5/9.0
• 自重(g)：195
• スプール寸法(径/ストローク)(mm)：46.5/14.5
• ナイロン糸巻量(lb-m)：8-130、10-110、12-85
• フロロ糸巻量(lb-m)：8-110、10-90、12-80
• PE糸巻量(号-m)：0.8-300、1-220、1.2-150

上級者向けハイスペックリール

ダイワ スピニングリール 4000 セルテート LT4000-CXH 2019モデル

• スプール径:φ51
• 標準巻糸量:ナイロン(lb-m) 12-150 / PE(号-m) 1.5-200
• 自重(g):235
• ギヤー比:6.2
• 最大ドラグ力(kg):12
• ベアリング (ボール/ローラー):10/1
• ドライブギア直径:φ35

シマノ(SHIMANO)スピニングリール17ツインパワーXDC3000HG

• ギア比:6.0
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
• 自重(g):235
• スプール寸法(径mm/ストロークmm):46.5/14.5
• ナイロン糸巻量(lb-m)/フロロ糸巻量(lb-m)/PE糸巻量(号-m):2.5-180、3-150、4-100/2.5-160、3-130、4-100/1-400、1.5-270、2-180
• 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):88
• ハンドル長(mm):55

シマノリールスピニングリール18ステラ3000MHG

• ギア比：5.8
• 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg)：3.5/9.0
• 自重(g)：225
• スプール寸法(径/ストローク)(mm)：47/17
• ナイロン糸巻量(lb-m)：8-130、10-110、12-85
• フロロ糸巻量(lb-m)：8-110、10-90、12-80
• PE糸巻量(号-m)：1-190、1.2-150、1.5-120

ここまで、おすすめのリールを紹介しました。

サーフヒラメルアーラインの選び方

ラインには、ナイロンライン、フロロカーボンライン、エステルライン、PEラインがありますが、サーフヒラメルアー釣りでは、PEラインを使用するのが一般的になっています。

ここではPEラインについて少し詳しく紹介していきましょう。

PEライン

PEラインは、4の倍数の細い糸から1本のラインが作られています。撚り糸の本数は4本、8本、12本の3種類があって、本数が多くなればなるほど滑らかで飛距離が出やすい欄になります。またPEラインの弱点である、結び目の強度も撚り糸の数が多いほうが出やすいです。

撚り糸の数が多くなると、その分価格があがることと撚り糸自体が細くなるので根ズレに対しては弱くなるという欠点もあります。

サーフヒラメルアー釣りには、強度や遠投性、感度、耐摩耗性など総合的に考えると8本撚りのPEラインがおすすめです。

PEラインのメリットとデメリット

多くの釣人に使用されているPEラインですが、それでもメリットだけでなくデミリットもあります。

ここからはPEラインのメリットとデメリットについて解説します。

PEラインのメリット

• 感度が良い
  PEラインの最も大きい特徴はほとんど伸びないということです。そのため繊細なアタリでも手元まで伝わり、アワセを入れるタイミングが取りやすくなります。魚の活性が低くアタリが分かりづらいときや針がかりの悪い魚を釣るときに効果があります。
• 強度が高い
  同じ太さのナイロンラインやフロロカーボンラインに比べると、PEラインの強度はずば抜けて高くなり、引張強度は2倍以上になります。逆に言うと、同じ強度の場合、PEを使用することでほかのラインの半分程度の太さにすることが出来るということになります。

PEラインのデメリット

• 擦れなどの摩耗に弱い　
  引張強度が高いPEラインですが、擦れ窓の摩耗に弱いことが最大の欠点になります。原因は細い糸で作られているためで、撚られている細い糸が傷ついてしまうと、ライン全体の強度が下がってしまいます。岩礁や障害物などに擦れる根ズレに弱く、魚の歯に擦れて傷がついても切れてしまうこともあります。
• 波や風の影響を受けやすい
  PEラインの比重は水よりも軽いため、浮きやすいという特徴があります。そのため波の影響を受けやすく、波が大きときなどは扱いが難しくなる場合もあります。また、風のあるときは、キャストしたときに風に流されることがあり、大きな糸ふけが出ることもあります。
• 結束強度が低い
  PEラインは擦れなどの摩擦に弱いため、ほかのラインと結束すると結び目の部分の強度が低くなります。ラインブレイクするのは結束部の場合が多く、結束強度が高いノットで結ぶことが必要になります。

サーフヒラメルアー釣りPEライン

サーフヒラメルアー釣りで使用するラインは、PEライン0.8～1.5号程度になりますが、初心者の人には1.2号か1.5号を150m以上巻いておくことをおすすめします。

PEラインの欠点を補うためのショックリーダー

PEラインを使用する場合は、根ズレなどの擦れによるラインブレイクを防ぐために、ショックリーダーラインをつなぐ必要があります。

PEラインとショックリーダーラインのラインシステム

ショックリーダーラインは、PEラインの摩耗に弱いという最大の欠点を補うため、傷に強いフロロカーボンラインなどをつないで根ズレなどでのライン切れれを防ぎます。ショックリーダラインの強度は、PEラインと同程度の強度のものがおすすめですが、PEライン1.0号にはフロロカーボンライン4号のリーダーラインを使うと良いでしょう。

PEラインの号数と強度の関係とフロロカーボンラインの号数と強度の関係を表にしたものを紹介しておきますので参考にしてください。

PEラインの号数と強度の関係

フロロカーボンラインの号数と強度の関係

サーフヒラメルアー釣りラインシステム

おすすめのPEライン

よつあみ ライン G-soul X8 UPGRADE 1.2号 200m

• 素材:PE(ダイニーマ)
• 号数:1.2号 / 全長:200m 
• 強度:25lb / 8本編み
• カラー:グリーン

クレハ シーガーPE X8 1.2号 200m

• 巻き数：200m
• 号数：1.2号
• 素材：超強力ポリエチレン繊維（イザナス）

シマノ PEライン ピットブル 8本編み 200m 1.0号 ライムグリーン 22.4lb PL-M68R

• 長さ:200m
• 号数:1.0号
• 最大強力 lb(kg):22.4 (10.2)
• カラー:ライムグリーン
• ルアーキャスティング汎用PEライン「ピットブル」シリーズ登場!
• 掛けたら逃がさないPEライン!
• テンションを掛け、緻密に編み込んだ8本編み工法「VT工法」採用。

シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 12本編み 200m 1.0号 サイトライム 23.4lb PL-M62R

• 長さ:200m
• 号数:1.0号
• 最大強力 lb(kg):23.4 (10.6)
• カラー:サイトライム
• ルアーキャスティング汎用PEライン「ピットブル」シリーズ登場!
• 掛けたら逃がさないPEライン!
• シマノ初! 12本編みPEライン「TOUGH CROSS 2」工法!

おすすめのフロロカーボンリーダーライン

クレハ ハリス シーガー グランドマックス 60m 6号

• 全長:60m
• 素材:フロロカーボンFNT加工
• カラー:クリア≪クレハ フロロカーボンハリス≫

よつあみ(YGK) ライン ガリス FCアブソーバーアンフィニ スリム&ストロング 6号/28lb

• 主な対応魚種:コイ ブリ ヒラマサ カンパチ カツオ マダイ シーバス など全魚種対応
• 主な釣法:オフショア
• 素材:フロロカーボン
• 号数:6号 / 全長:30m / 強度:28lb
• カラー:ナチュラル
• dia:0.400mm

ここまで、おすすめのラインを紹介しました。

なお前にも述べたように、PEラインは結束部の強度が下がるので、ショックリーダーの結束はできるだけ結束強度が落ちないノットで結ぶことが肝心です。

PEラインとショックリーダーの結び方は、こちらを参考にしてください。

釣り場で簡単にできるリーダーの結び方おすすめ３選！

海のルアー釣りのタックルに欠かせないのが、メインラインとショックリーダのラインセッティングです。 今ではメインにPEラインを使用することが多くなっていますが、PEラインにはショックリダーが必要です。 そこで今回は、PEラインとショックリーダーの結び方おすすめ3選についてイメージ図を使いながら説明していきます。 ここでおすすめしているノットは、簡単にできてし

まとめ

ここまで、サーフヒラメルアーロッドとリールの選び方とおすすめのロッド、リールを紹介しました。

タックルは初心者向けの低価格のものから上級者向けのハイスペックのものまで様々な価格と仕様のものがあります。初心者の方は、まず低価格のタックルでサーフヒラメルアー釣りに挑戦してみてください。

サーフでヒラメを狙っていると青物が回遊して来ることもあって、そんなときなもう、心もウキウキで目一杯ショアジギングを楽しめますよ。

また、ヒラメ狙いの外道として、良型のマゴチが釣れてくることのよくあります。これまた嬉しい外道で、美味しくいただくことが出来ます。