メタルバイブでヒラメ釣り!その威力とおすすめのルアー5選!
サーフルアーフィッシングで、ヒラメを狙うときに使用するルアーは、メタルジグ、ジグヘッドとワームの組み合わせ、ミノーといろいろな種類のルアーがあります。
そんな中で、おすすめしたいルアーがメタルバイブです。
実際私も地元のサーフでは、メタルバイブで釣果をあげています。
そんなことで今回は、「メタルバイブでヒラメを釣る」ということについて紹介します。
これを読んで、あなたもメタルバイブの威力を想像してみてください。
バイブレーションルアーについて
バイブレーションルアーを知っていますか?
バイブレーションルアーというのは、リールを巻くとルアーのヘッド部分が水の抵抗を受けボディが小刻みに震えるルアーです。
水によって、ルアーの振動が遠くまで伝わるので、広範囲にわたりターゲットにアピールすることができます。
メタルバイブの種類
バイブレーションルアーは、作られている材質によって大きく2つに分けることができます。
材質がプラスチックのバイブレーションルアーと金属でできているメタルバイブレーションルアーがありますが、ここではメタルバイブレーションルアー、通称メタルバイブについて説明します。
メタルバイブの中にもさまざまな特徴を持ったものがありますが、大きく次の3つのタイプに分けることができます。
中空ボディタイプ
呼び名の通りボディの中が空洞になっているタイプのメタルバイブです。
主に表層にいるベイトイーターをターゲットにします。
ボディの中にラトルと呼ばれる球が内蔵されていて、アクション時にカラカラと音を出すものもあり、振動に加え音でターゲットにアピールします。
ソリッドタイプ
ノーマルなタイプのメタルバイブで、一般的にバイブレーションというとこのソリッドタイプを指します。
ある程度の重さもあるので遠投性に優れ、より遠くのポイントを探ることができるうえ、バランスがとれていて繊細なアクションにも対応できます。
ボディ内部に空洞がなく素早く海底付近まで沈めることができるので初心者の人でも扱いやすいタイプです。
鉄板タイプ
ボディがプレート上に作られているのが鉄板タイプのメタルバイブです。
空気抵抗が少ないのでより遠くまでキャストすることができます。
その形状からリトリーブしたときの波動が強く、アピール度も強烈です。
重さがあり抵抗が小さいので沈下速度が速く、水深のあるポイントでも威力を発揮します。
メタルバイブのアクション
メタルバイブは、ルアー自体がアクションするので特別に難しいアクションを加える必要はありません。
とはいっても、簡単なロッドアクションやリール操作でアピールすることは必要になります。
ここからは、メタルバイブの基本的なアクションに付いて説明します。
カウント
メタルバイブに限らずシンキングタイプのルアーでは、ルアーが着水してから着底するまでの時間をカウントしておいて、次のキャストから探るレンジをカウントで決めていきます。
たとえば、着水から着底まで20カウントだったら、中層のレンジを探るときには10カウントまで沈めてルアーを引くというやり方です。
タダ巻き
その名の通りリールをタダ巻くだけのアクションです。
レンジを決めたらそのレンジをキープしながら、一定のスピードでリールを巻きます。
メタルバイブは、ルアー自体がプルプル震えてターゲットにアピールしてくれるので、タダ巻きだけでも魚の捕食行動を刺激することができます。
ストップアンドゴー
少し早めにタダ巻きをして、レンジが上がってきたらリールを巻くのを停止して、ルアーを元のレンジまでフォールさせて再びリトリーブを開始します。
メタルバイブは重さがあるので、巻くのを停止する時間は1~2カウントくらいがおすすめです。
魚の中には、フォール中に食いつくものが多いのでフォール中もロッドやラインの変化に注意しましょう。
リフトアンドフォール
タダ巻きだけでなく、ロッドを操作してルアーをリフトさせた後、フォールさせるアクションをリフトアンドフォールと呼びます。
ストップアンドゴーの項でも紹介しましたが、ヒラメはフォール中にアタックしてくることが多いのでロッドやラインの変化に集中することが大事です。。
メタルバイブでヒラメを釣るときのポイント
ここからは、メタルバイブでヒラメを釣るときのポイントについて紹介します。
ヒラメの生態
ヒラメを釣るには、まずヒラメの生態について知らなければいけません。
行動パターンやエサにしているベイトフィッシュなどを知ることで、どう攻めたらヒラメをゲットできるかが分ってきます。
ヒラメは、大きくなると体長1m、体重10㎏にもなります。
これほど大きくなるのはメスで、オスは最大で60㎝くらいにしか大きくならないということです。
ヒラメは、小魚だけでなくカニなどの甲殻類やゴガイなどをエサとして捕食しています。
ヒラメの1日の行動パターン
ヒラメは夜間は深場でじっとして休んでいて、日が昇り始める朝マズメの時間帯になると、ベイトフィッシュが活発に動き始めるのに合わせて、エサを食べるためにヒラメも動き始めます。
日中は、比較的浅場で砂泥に身を潜らせてエサになるベイトフィッシュを狙っていて、日が沈む直前の夕マズメの時間帯になると、捕食活動が最も活発になります。
ヒラメは、目で見てベイトフィッシュを捕食するといわれていて、夜になって視界が悪くなると活性が落ちますが、常夜灯周りのようにベイトが集まるポイントなどでは夜間でも活性が高いときもあります。
ヒラメの活性が高くなると、数メートル上を通るベイトを積極的に追いかけることもあります。
ヒラメの釣り方
ヒラメは海底にへばりついてエサが通るのを待っているので、ヒラメを釣るためにはルアーを泳がせるレンジが重要になります。
ヒラメ釣りのレンジ
ヒラメ釣りのレンジはボトム付近ですが、実際にはボトムからどれくらいまでのレンジで狙うことができるのか説明しましょう。
ヒラメの捕食行動は、遠浅のサーフと急深のサーフでは違いがあるようで、遠浅のサーフで波が荒いときには、波の影響でルアーが上下しないようにするために、海底から10㎝程度のレンジをキープして攻めることが大切になります。
水深が3m以上ある深いサーフでのボトム付近は波の影響を受けることが少ないので、1m以内の範囲のレンジをキープできればヒラメにアピールすることができます。
ちなみに、マゴチはヒラメに比べると活発にベイトを追うことがないので、海底から50㎝以内のレンジをキープするようにしましょう。
波が荒ければ荒いほどヒラメを釣るときのレンジはボトムに近くなるということを意識して釣りをしましょう。
ヒラメが釣れるポイント
離岸流
離岸流は岸から沖に向う海水の流れのことです。
海水の流れに変化がある場所なので海底の地形にも変化しています。
離岸流は小魚が沖に向かって泳ぐときに利用するともいわれていてベイトフィッシュの集まる場所です。
そのベイトフィッシュを狙ってヒラメやマゴチなどのフィッシュイーターも集まってくるので狙い目のポイントになります。
河口付近
川が海に流れ込み、淡水と海水が混ざる河口付近は、多くのベイトが生息しています。
そのベイトを狙ってヒラメやマゴチだけでなく、シーバスやチヌなども集まってくるポイントです。
白波が立つところ
白波が立ちやす場所は海底が急に深くなっていることがよくあります。
このように海底が急に深くなっているところをブレークポイント呼び、キスなどの小魚を釣るときのポイントやヒラメなどのフラットフィッシュを狙うときの絶好のポイントになります。
ヒラメ釣りのアクション
メタルバイブでヒラメを釣るときのアクションは、基本的にタダ巻きでいいでしょう。
しかし、活性が低くて食いつかない場合もあるので、ストップアンドゴーのアクションがおすすめです。
一定のスピードでリトリーブして一瞬リトリーブを止めるとルアーがフォールします。
このフォールする瞬間がヒラメがルアーに食いつく間になります。
逆にいうと、ルアーに気づいて興味を持ったヒラメに食いつかせる間を与えるということです。
この食いつかせる間に食いついてくることがよくあるので、ぜひ試してみてください。
ちなみに、私はメタルバイブだけでなくメタルジグでもこのストップアンドゴーをメインのアクションとしています。
おすすめのメタルバイブ5選!
ここからは、おすすめのメタルバイブ5選を紹介していきます。
気に入りましたら、ぜひ使ってみてください。
アルファタックル クレイジー ソルトメタルバイブ 85 コットンキャンディ
- ルアー重量(g):[ 20~39g ]
- ルアーサイズ(センチ):[ 5.0~9.9cm ]
- 軽快な引き心地のスリムメタルバイブレーション
- 最上級のアクションレスポンスとスローリトリーブを可能とする薄型メタルプレートボディが従来モデルと一線を画すスモールピッチアクションでターゲットに強烈アピール、リアクションバイトを誘発させる。
- ロングリトリーブの際にも疲れにくい、スムーズかつスマートな引き抵抗。高比重のフルメタルボディでロングディスタンスを狙い撃つキャスタビリティを兼ね備える。
- ストラクチャー攻略のパイロットルアーとしても効果的。
ダイワバイブレーション SWバイブジグR 40g レーザーマイワシ
- 自重:40g
- 全長:85mm
- ファストリトリーブ(早引き)でも巻きが軽く、川等の流れの強いエリアや、遠投して早引きする釣りに最適。
- ファストリトリーブからスローリトリーブまで平均的に幅広く対応するスタンダードポジション。
- スローリトリーブでもしっかり細かくアクションし、浮き上がりが早いため広範囲の層を狙うのに最適。
ダイワモアザン リアルスティール TG40 モアザンイワシ
- 標準自重(g) :40
- サイズ(mm) :76
- 「TG」とはタングステン素材のこと。
- 鉄板系ルアーの使いやすさを追求した決定版「モアザン リアルスティール」を、コンセプトはそのままにタングステンボディ化。
- 比重の重いタングステンを使うことで、ボディサイズはリアルスティール18と26の中間程度のコンパクトなものでありながら、30gのウエイトを持ち、もっと遠くへ、もっと深くへという、エクストリームな要求を存分に満たせるルアーに仕上げた。
オルルド釣具 メタルバイブ ルアーセット 10.8cm 40g 5色セット
- 標準自重(g) :40
- サイズ(mm) :108
- シーバスやヒラメなどソルトウォーターに最適なルアー5個セットです。
- 40gで飛距離抜群。
- フィッシュイーターを誘う魅惑のアクションで、フレッシュウォーターもソルトウォーターにも絶大な威力を発揮します。
プライアル ソルト メタルバイブレーション75[JMV75S]
- 重量:26g
- 全長:75mm
- 圧倒的な飛距離を誇るソルトウォーター専用メタルバイブレーション。
- スリム形状なのでレンジトレースしやすく、軽快な引き心地を実現しています。
- コストパフォーマンスに優れた価格も◎
まとめ
ここまでメタルバイブの基本とメタルバイブでヒラメを釣るときのポイントについて紹介してきました。
メタルバイブでのヒラメ釣りは気楽にできる釣りです。
もちろん、釣りに行くたびに釣れるわけではありませんが、余計なアクションを加える必要がないだけでも気持ち的にとても楽です。
リフトアンドフォールなどのアクションなどもやりますが、今までの実績ではほとんどがストップアンドゴーのアクションで釣れているので、このアクションだけで十分と考えています。
ぜひメタルバイブでのヒラメ釣りに挑戦してみてください。
初心者のひとはこちらも参考にしてください。