バチコンアジング入門|大型アジを釣るための仕掛けを解りやすく解説!
バチコンアジングは船に乗って水深の深いところでアジを狙う釣りです。
釣り方はアジング(アジを狙うルアー釣り)のルアーと3~15号程度のオモリを組み合わせた仕掛けを使います。
狙うのは大型のアジ、できることなら超大型のギガアジです。
ここでは、バチコンアジングに使用する仕掛け(リグ)・ルアー(ジグヘッドとワーム)について解りやすく解説します。
ぜひバチコンアジングに挑戦するための参考にしてください。
目 次
バチコンアジングの仕掛け
この動画では、バチコンアジングの仕掛けのつけ方や釣り方について見ることができます。
バチコンは、船で沖に出て仕掛けを船の真下に落とし込んで海底付近から中層までの「縦に攻める釣り」です。
30cmオーバーの大型アジがよく釣れて、ときには40cmオーバーの超大型アジが釣れることもあります。
アジは横(水平)に動くものに反応しやすいため、アジングで使用するルアーは軽量のジグヘッドと呼ばれるオモリとフックが一体になったものとエビや小魚に似せて作られたワームを組み合わせたジグ単と呼ばれるものを使います。
ジグ単が水平になって動く(漂う)にするには軽量のジグヘッドを使わなければなりません。
しかし、軽いジグ単だけで深いところまで沈めることは無理です。
そこで、バチコンアジングでは、キャロライナリグとダウンショットリグの2種類、そしてダウンショットリグを逆にした逆ダン(ギャクダン)と呼ばれる仕掛け(リグ)を使用します。
特に逆ダンはジグ単がついているリーダーの長さを簡単に調節できることから人気になっている仕掛けです。
バチコンアジングキャロライナリグ
キャロライナリグは、メインラインとジグヘッドの間に中通しオモリを通す方法と、ナス型オモリをサルカンにセットする方法があります。
ナス型オモリをつける場合は三叉サルカンなどをを使用して下方にオモリを横方向にリーダーを結んで、その先にジグ単をつけます。
バチコンアジングダウンショットリグ
ダウンショットリグは、メインラインの先にスイベルをつけてその先にリーダーを結びます。
リーダーにエダスをつけるための回転ビーズをつけ、エダスをつないでエダスの先にジグ単をつけます。
オモリはリーダーの先端部にセットします。
バチコンアジング逆ダンリグ
逆ダンは、リーダーラインにジグ単をつけ、オモリは別のラインでリーダーに結びつける仕掛けです。
リーダラインにオモリをつけたラインつけるときは、ハーフヒッチを4回で結びます。
一般的にハーフヒッチは糸を単独で糸を結ぶということには利用せず、他の結び方で結んだ後に端っこがほつれないように結び目を止めるときに用いる結び方です。
なので、しっかり結ぶという結び方ではありません。
ハーフヒッチのやり方
ハーフヒッチは止め結びを向きを変えて繰り返し編み込んでいく結び方です。
①種になるラインとハーフヒッチで結ぶラインを準備します。
②図のように止め結びをします。
③1回目の結び目は固く締め込みます。
④②と同じ方向で止め結びをします。
⑤2回目以降の結び目はあまりきつく締めないでおきましょう。
⑥2回めと逆方向で止め結びをします。
⑦あまり強く締め込まないでおきます。
⑧もう一度前回と逆方向で止め結びをします。
⑨最後は少し固めに締め込みます。
⑩余計な部分をカットして出来上がりです。
実際にメインラインとリーダーラインを結束した場合なども、結び目が解けないようにハーフヒッチを4~5回程度行って補強しておきます。
おすすめのバチコンアジグの仕掛け
バレーヒル バチコンリグ
おおよその価格:374円~
- 枝:15cm
- 入数:2個
- ※スナップ:アジスナップSSを使用
- ジグヘッドの交換が簡単かつ素早く出来る為、海況に応じて色んな重さのジグヘッドを次々に試せます。
その日のパターンをいち早く探って確実に結果を出してくれます。
効率重視の優れもの!!時短で釣果をアップ!
がまかつ バチコンリーダー 逆ダン
おおよその価格:440円~
- 入数:2組入
- ハリス:3号
- 捨て糸:2号
- リーダー寸法調整可能。感度重視のショートハリスか喰わせ重視のロングハリスか、状況に応じてその場で変更可能な仕掛です。
編み込みを移動させることでハリスの長さが調整可能。
その日のアタリパターンにいち早く対応可能な仕様です。
イッセイ 海太郎 特製バチコン仕掛 Type1 8-2
おおよその価格:880円~
- タイプ: 1
- ジグヘッド: 0.3g #8
- ハリス: 2号
- 幹糸: 3号
- 入数: 2
- 対象シーズン:通年
- 村上晴彦お手製のバチコン仕掛を忠実に再現したデカアジ対応2本鈎仕掛。
Type1 30~35cmのロングリーダー(ハリス)でワームがナチュラルに漂います。
ボトム周辺と中層を同時に狙える段差仕掛仕様。
Type2 20~25cmのショートリーダー(ハリス)がロッドワークに応じてトリッキーなアクションを生み出し、喰い渋りのアジをリアクションで反応させます。
バチコンアジングジグヘッド
バチコンアジングで使用するジグヘッドは、キャロライナリグやダウンショットリグなどのオモリを利用して攻めるので、ワームと組んでフワフワと漂うような動きや可能な範囲でスローフォールなどの演出ができるもの数種類を準備しましょう。
また、潮が流れる速さはいつも同じではないので、ウエイトもシュシュ類のもの要しておくことをおすすめします。
ジグヘッドにセットされているフックの大きさは、大型のアジがヒットすることを予測してメバル向けやバス向けのものも用意しておくと安心です。
おすすめのバチコンアジングジグヘッド
パームス ジグヘッド バチコン アジングパワージグヘッド
おおよその価格:414円~
- Weight:0.4g
- Hook size: #4
ダイワ 月下美人 SWライトジグヘッド鏃 SS パワーフック グロー 0.3g #6
おおよその価格:440円~
- カラー:グロー
- 標準自重(g):0.3
- フックサイズ:#6
- 入数:4
- バチコン釣法(バーチカルコンタクト)対応ジグヘッド
ショア・ボートはもちろん太軸なので、ギガアジも余裕の対応。
軽いしゃくりで左右にダートしやすい鏃形状のヘッドは、ボート(縦の釣り)では大きなアドバンテージになる。
驚異の貫通力Saqsasフック採用。
銀フレーク入り。
バチコンアジングワーム
バチコンアジングで使用するワームは、基本ショア(陸)からのアジングで使用するワームと同じものを使います。
ただ、大きさはフックの大きさに合ったものを使うようにしましょう。
アジングにおすすめのワームはこちらのページを御覧ください。
バチコンアジングのオモリ
バチコンアジング仕掛けにつけるオモリ(シンカー)は、ナス型のような形状をしたものが一般的です。
重さは釣り場の水深や潮の流れの速さなど釣り場の状況に合ったものをしようするので、形が同じもので複数の重さのものを用意しておくようにしましょう。
おすすめのバチコンアジング仕掛け用のオモリ
OWNER(オーナー) シンカー
- サイズ:28g
- 入り数:3個
まとめ
ここまで、バチコンアジングに使用する仕掛けとジグヘッド・ワームについて解説しました。
バチコンアジングでは、ジグ単を事前に近い状態でアクションさせることが大事です。
そのため仕掛け(リグ)をセッテングするときは、ジグ単がついているリーダーの長さは状況にアワセて調整する必要があります。
また、アジの繊細なアタリを逃さずに感じ取ることができるよう、仕掛けをセットすることが大切です。
ぜひ、バチコンアジングで大物をゲットしてください。
バチコンアジングのタックルについてはこちらのページを御覧ください。