釣り場で簡単にできるリーダーの結び方おすすめ3選!
海のルアー釣りのタックルに欠かせないのが、メインラインとショックリーダのラインセッティングです。
今ではメインにPEラインを使用することが多くなっていますが、PEラインにはショックリダーが必要です。
そこで今回は、PEラインとショックリーダーの結び方おすすめ3選についてイメージ図を使いながら説明していきます。
ここでおすすめしているノットは、簡単にできてしかも強度も確保できる結び方なので、釣り場でライントラブルが起きてもすぐに対応できるよう、一つは覚えておくようにしましょう。
PEラインとショックリーダー
なぜ、PEラインにはショックリーダーが必要なのでしょうか?
その理由は、PEラインの弱点をカバーするためなのです。
PEラインには、3つの特徴があって、2つは長所、1つの短所になります。
まず2つの長所というのは、浮力があるということと伸びがほとんどないことです。
反対に短所は、傷に弱いという弱点になります。
PEラインは、ナイロンラインやフロロカーボンラインと違い、1本の単体ではなく、数本の細い糸を編み込んで1本の糸が作られているという構造になっています。
そのために、ラインに傷がつくとラインそのものが切れやすくなってしまうのです。
ルアーフィッシングはで、ルアーがついているラインの先端の部分が、岩や魚の歯などで傷つくケースも少なくありません。
そうなってしまうとPE ラインではすぐに切れてしまいます。
そこで、必要になるのが、ショックリーダーです。
ショックリーダーにはフロロカーボン製のラインを使用ますが、その理由としては、フロロカーボン製のラインは傷に強いという特徴があります。
なので、PEラインの先端に結んで岩や魚の歯に触れてもライン全体の強度が下がらないようにします。
PEラインとショックリーダーの結び方おすすめ3選
海のルアー釣りといっても、「アジングやメバリングなどのライトゲーム」、「シーバス狙いやエギング」、「重いメタルジグを遠投するライトショアジギング」などさまざまなタイプのタックルと釣り方があります。
そうなると、使用するメインラインの太さやショックリーダーの太さも違ってきます。
しかし、ラインやリーダーの太さが違っても結び方は一緒で大丈夫なので、結び方を一つ覚えておけばいざというときに困らずにすみます。
それでは、ここからリーダーの結び方おすすめ3選を紹介していきましょう。
FGノット
FGノットは摩擦系ノットですが、結び目が小さく強度もあるので、多くの釣り人が使用している結び方です。
工程がちょっと複雑なので初心者の人は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単にできるのでぜひ覚えてください。
ラインの強度を保つために結び目を締め込むときは必ずラインを湿らせる必要がありますが、作業を始める前にあらかじめラインを湿らせておけば、その都度湿らせる必要がないので手間が省けます。
結び方
①FGノットの準備としてロッドにセットしたPEラインの端をリールのハンドルに結び付けます。 2本の指に巻き付けてやる人もいますが、ロッドを使うと両手が使えるので楽にできます。 |
②PEラインの上にリーダーラインを重ねます。 |
③リーダラインをPEラインに1回巻き付けます。 |
④③と同じように③と反対側のPEラインに巻き付けます。 |
⑤リーダーラインを張ってPEラインを整えます。 |
⑥③④⑤の工程と同じようにして各15~20回編み込みます。 このとき、1工程ごとにリーダラインを張って編み込みを整えるようにするとキレイに仕上がります。 |
⑦リールのハンドルに巻いておいたPEラインの端をほどいて、ハーフヒッチで仮止めします。 |
⑧結び目を湿らせてから、PEの本線はロッドから出ているので片方の手でPEの端をもう片方の手で余分なリダーを持って、徐々に締め込んでいきます。 |
⑨上手く締めこめたら、PE本線とリーダーの端を一緒にしてPEの端でハーフヒッチ上下交互に5~6回編み込みます。 |
⑩ハーフヒッチの編み込みができたらリーダーの余分な分をカットします。 |
⑪PE本線と残ったリーダーの隙間を埋めながら、⑧のようにさらに5~6回はハーフヒッチを行います。 |
⑫最後にユニットノットで締め込み、余分なPEをカットして完成です。 |
SFノット
SFノットもFGノットと同じ摩擦系のノットの一種で強い結束力を持っています。
SFノットをFGノットの違いは工程最後の締め込みがFGノットではハーフヒッチなのに対してSFノットではユニットノットで締め込みます。
ユニットノットの方が工程の数が少ないのでその分簡単になります。
結び方
SFノットの結び方は①~⑥まではFGノットと同じなので省略します。
⑦FGノット①~⑥の要領でPEラインをショックリーダーに締め込みながら編み込んで、ハーフヒッチで仮止めします。 |
⑧ショックリーダーで、PE本線と先端部を3回ユニットで締め込みます。 |
⑨締め付けがすんだら、PEの先端部とショックリーダーの余分な部分をカットして完成です。 |
SCノット
SCノットは、遊漁船の船長さんが考案したといわれるショックリーダーの結び方で、早く結ぶということと強度を保つという両方をクリアしたノットなので、これを覚えておけば釣り場でのライントラブルに素早く対処できます。
結び方
①PEラインを2つ折りにしてリーダーの上に重ねます。 |
②リーダーに乗せたPEラインをリーダーに巻き付けていきます。 |
③PEラインをリーダーに25~30回ほど巻き付けたら、PEラインンの輪の部分にリーダーを通します。 (※5~10回巻き付けたらPEラインに隙間ができないように整えます。 また、巻き付けるPEラインが重ならないようにしてください。) |
④両手の指と口を使って、PE本線とリーダー、リーダーの端を3方向から引っ張って、ゆっくりと軽く締め込みます。 (※力いっぱいに締め込むのではなく、形をと整えなることを優先しましょう。) |
⑤締め込むラインの部分を湿らせてから、PE本線とリーダーを持って力を入れて締め込みます。 締め込んだ部分のPEラインが変色して硬くなれば大丈夫です。 |
⑥PEラインの端を使ってPE本線とリーダーの端を一緒にハーフヒッチで2~3回編み込んで締めます。 (※スッポ抜けが心配な時は、ハーフヒッチで止める前にリーダーの余分をカットして、ライターなどで焼いてコブを作るとスッポ抜けを防ぐことができます。 |
⑦PEラインとリーダーの余分な部分をカットして完成です。 |
まとめ
ここまでPEラインとショックリーダーの結び方おすすめ3選についてイメージ図を使いながら説明してきました。
中でも特におすすめなのが、SCノットです。
メインラインとリーダーの結束する方法はたくさんありますが、工程も複雑で難しく感じますが、SCノットは釣り船の船長さんが考案した結び方というだけあって、釣り場でも簡単に結ぶことができます。
結び目の強度も大変強いので、これさえ覚えておけばリーダを結ぶのに困ることはないでしょう。
これでもしリーダーが傷んでもすぐに交換することができます。
ルアーにリーダーを結ぶ結び方についてはこちらのページを参考にしてください。